これまで、必要になったタイミングで“アンテナチェック同軸ケーブル(←個人的呼称)”を製作してきたが、作業中に毎回「何で速度係数が0.67@メーカー公称値より小さくなるんだ?」という疑問があった。
まぁ真相は不明だが、実際問題チェックケーブルを作成する場合だと大きめの係数の方が計算値が大きくなるため、長めのケーブルをカット&トライしていく展開になる。これは結果的に短くなる(失敗する)リスクを減らす展開に仕向ける効果は有るので、歩留が少なくなること以外はイイ話なんだろう。そこで、これまで製作してきたチェックケーブルにおける速度係数の傾向をまとめ、その所感などを述べたい。
まず、速度係数の実績だが、やはり公称値0.67より小さめだった。これだったら0.66で計算しても良さそうに見えたが、1件だけ実績が0.661というものがあり、少々リスキーかもしれない。ちなみに3.5~50MHz用までの平均は0.655であった。
あと、これを見ているうちに「この中に144/430MHzに使えるものは無いのか?」と思い、Excelで別に検討表を作成して各倍率の長さを見渡してみた。その結果、18MHz用チェックケーブルだったら144MHzで8倍、430MHzで24倍の長さに近似していることが分かった。
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と言うことで、速度係数の実績傾向を把握することが当初の目的だったけど、手持ちの中に144/430MHz用チェックケーブルと兼用できるものがあることも分かった。今はカムバック当初の見込みより144/430MHzを運用しているため、暖かくなったら18MHz用チェックケーブルを使って手持ちの144/430MHz用アンテナを測定してみようと思う。
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