灰皿貯金

いきなり意味不明なタイトルを付けてしまったが、単純に言うと私は「喫煙者」ではない（正直タバコは、咥えたことすらないのよ～）。で、クルマの灰皿を貯金箱のように使っていた訳だ。当初の目的は、通院の時やドライブスルーを利用する際に、度々財布の中身が足りないことがあったため、非常用の現金ということで当初は5000円程度を入れていた。しかし気が付けば、いわゆる「500円玉貯金」をするようになっていて、いつしか灰皿は満タンになってしまった。

と、ここまでは大変喜ばしい話なのだが、世の中そんなに甘くない。この灰皿、2週間ほど前から開かなくなった（要するに中身を取り出せない）のである。本来なら軽く手で押せば少しゆっくり前に出てくるのだが、これが凹んだままウンともスンとも言わない。500円玉は灰皿の深さスレスレまで6列に積み上げていたが、一部崩れて引っかかってしまったものと思われる。

これに気付いてからの約2週間、通勤時などに灰皿を叩いてみるものの一向に変化なし。さすがに困ってしまい、今朝の通勤出発前に手持ちのゴムハンマーを車内に持ち込み、暖機運転中に灰皿を叩いてみた。結果は叩いた所にゴムの衝突痕が付いただけで、何も変わらず。次に灰皿の右側（普段は膝が当たっている所）を叩いてみる。結果は灰皿が少し前に動いた。しかし直後に灰皿を押すと再び凹んでしまった…。じゃあということで、灰皿の右側をゴムハンマーで叩きながら灰皿を数回繰り返し押してみた。結果は灰皿が開いてくれた。正直ホッとした。

今後は灰皿貯金を禁止、と言うか必要なくなったので止めることに。とりあえず代わりに、マイクキャップとメガネ用のミニドライバーを入れた。無駄に2週間近く心配事を抱える事件であった。