“さようなら583系”を撮り終えた4/8の夜から利用したネットカフェで、目の前に現れた正に想定外の情報。今日、神岡鉄道で10年ぶりの復活運転が行われたという。私の常識では有り得ないネタだったので、もうノーマークでは語り切れないくらい“やられた感”に襲われた(笑)。
だってさ~、そんな日に前後各1日を移動日に充ててまで秋田に行ってるなんて…、ねぇ~。まぁ仮にあらかじめ手元に情報が有ったとして、583系と神岡鉄道を天秤に掛けると…、う~ん微妙だな~。でも不思議と後悔は全くない。やはり廃車になる583系とは異なり、飛騨市or有志団体によって再び運転される可能性がゼロではないからかな?今回あれだけの補修をやったんだから、再び運転される期待が膨らむのは自然じゃないかい?と。
ところで、神岡鉄道の思い出は幾つかあるのだが、私の撮り鉄においてターニングポイントとなった失敗談をUPさせていただく。
■神岡鉄道_神岡線 飛騨中山(撮影日:2006年4月23日)
雑誌のタイトルは覚えていないが、鉄道系と言うよりは旅行系っぽい某雑誌で、飛騨中山駅に桜の木が有ることを知った。この年は廃止の年なので、全ての季節がラストとなる。そこで最後の桜を撮りたいと思い臨んだ。
場所は飛騨中山駅のホーム南側に有る空き地?藪?から。
当時の機材はD70S&AF-S DX NIKKOR 18-70mm F3.5-4.5G(IF)だ。他にAF ZOOM NIKKOR ED 70-300mm F4-5.6Dも持っていたが、うまく使いこなせず(今から思えば、絞りリングを全く理解していなかっただけ?とか。)前者のレンズだけでやりくりしていた頃だ。
で、当時のピントはオールAFで処理していたのだが、この撮影結果がオールピンボケで全滅、その一例がUP写真だ。おそらくAFに必要な光量が無かったからだと今なら思えるが、それまでの他の撮影でも頻繁に甘いピント系の失敗をするようになり、遂にこの撮影で留めを刺された。撮影後1週間ほどは「この先どうすればいいんだ…?」と途方にくれたが、結局「手動でピントを合わせてやるしかない!」となった。
そして現在は、ファインダー&手動のピント合わせの後に、液晶のライブビューをルーペで拡大して更に詰めている。あれから丸11年を迎えようとしている。結果的に飛騨中山駅の桜風景は逃したが、現撮影スタイルのきっかけを得ることが出来た。まぁ今となってはイイ失敗&イイ思い出である。
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