昨年末にUS向けinfoだとは言うものの、FT-818が生産終了となる動画がUPされた。年が明け、国内のハムショップもこれに反応した所がチラホラ。私はこれらの様子を見ながら「と言うことは、サードパーティー品も他のモデルに活かせない商品だと、いずれ生産終了になるよね~。」と思った。そこで、以前から販売されていたけどパスしていたサードパーティーアイテムで、アサップシステムが15年以上前に商品化していたFT-817用メインダイヤル“AS-817DLb”をオーダーした。
まぁ、US向けの発表から2週間くらいしか経っていないし、国内向けの発表が行われていないという今、正直まだ慌ててオーダーが必要なタイミングではないと思うけど、私のFT-818は駐車モービルシャックのラックに収納するリグなので、「ラック完成前にFT-818を想定可能な範囲で最終形態にしておく方が、結果的に細かい問題の発生を減らすことにつながるはず。」と睨んで決めた。
商品はオーダー翌日に届き、早速装着。純正品に装着されているラバーは流用するとのことなので、ダイヤル本体の直径は変わらないんだろうけど、正面や外周角部の丸みが無いので何となく純正品より大きく感じる。加えてグリップ付きなので、回し方の選択肢が増えた。
AS-817DLbの取説にも書いてあったけど、メインダイヤルはM3×6の六角穴付き止めねじで固定されているが、取り外すとシャフトに締め付け痕が付いている。やはりこれでは気分が宜しくないので、切りくずが内部に入らないようにシャフトの周りをマスキングテープで塞ぎ、単目ヤスリで削り落とす。(申し訳ないけど、付属のペーパー仕上げでは出来栄えがイマイチ…。)
まぁ、YAESU的には通常使用で取り外すことを想定していないんだろうけど、ここはハチマキ溝やDカットを施すなど設計時に対策(配慮)が欲しかったところだ。
装着を終えて、実際に回してみる。組立作業中にも思ってけど、はめあいがVyGdだ。マイクロメーターやホールテスト等で測定した訳ではないので数値は分からないけど、感触では精転合~転合クラスに仕上がっている感じがする。うんうん、この辺が値段に反映されていそうだね。
ただ、深めに装着するとFT-818の筐体に接触して滑らかに回らない感じになる。なので取説に書いてあったとおり、少し浅めに取り付けて筐体から離してみたところ、シュルシュルになった。ちなみに離した距離をすき間ゲージで測定したところ、0.35~0.38mmの間であることが確認できた。以上で作業は無事に終了した。
-・・・-
これまでは、「仮に、このダイヤルを装着したとしても、私のメインダイヤルの使い方ではグリップをつまんで回すことは無いな~。」と思ったので、導入対象ではなかった。でも、今回の生産終了infoをきっかけに商品HPを見ているうちに、グリップをつまんで回すことより指のひっかけとして利用できる可能性に気付く。実際に装着して回してみると、純正品の浅い凹みに指をひっかけて回すよりもやりやすかった。
それと、グリップの先端がエスコートフレームより飛び出る状態になった。気付いた瞬間「やっぱそう来たか~。」と。こういう系のネタを想定して、ラック製作前にやった方が無難だと判断したんよね~。そういう意味では、読みどおりにの展開になった。
と言うことで、これでFT-818に追加するアイテムは無いと思う。この先は、今の状態を踏まえてラックの製作を進めていきたいと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます