JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HV-7(多バンドホイップ)で18MHz(コイル縦向き装着)の測定&調整_240503

2024年05月07日 21時28分41秒 | 多バンドアンテナ

HV-7のコイルも、いよいよ18MHzの調整だけを残すところまで来た。この時点で時刻は11時ちょい過ぎ、出来れば12時頃には一旦帰宅したかったので、テキパキやっていくことを意識して作業を開始する。

-・・・-
■測定条件など
 ・モービル   :シエンタ天井にシステムキャリア
 ・アンテナ地上高:実測で約1.8m
 ・装着コイル  :垂直方向に18MHz用のみ
 ・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
 ・同軸ケーブル :18MHz用アンテナチェックケーブル
 ・アース    :アンテナ測定用MAT50、装着状態はこんな感じ
 ・測定器    :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500MarkⅡ/改)
 ・その他    :ほぼステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=18.130~18.140MHz付近
-・・・-

21MHzの調整時にも触れたが、過去エレメントは既に他のコイルに充てたため、今回もL=224mmの未使用エレメントを充てるが、単位長さあたりの周波数変化量を把握したかったので、エレメント挿入長さMAXに対して20mm引っ張り出した状態で測定。結果はf0=16.543MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=16.470~16.616MHz(16.543MHz±73kHz)であった。

次に、同じエレメントで挿入長さMAXで測定。結果はf0=16.923MHz、SWR≒1.00、Z≒51Ω、帯域=16.847~16.999MHz(16.923MHz±76kHz)であった。これらを踏まえると、周波数変化量は19.0kHz/mmとなる。

この周波数変化量に加えて、21MHz用コイルで経験したf0が高くなるほど単位長さあたりの周波数変化量は大きくなる傾向を踏まえ、両頭グラインダーでエレメントを-50mm切断&削り落として測定。結果はf0=18.025MHz、SWR≒1.00、Z≒52Ω、帯域=17.945~18.105MHz(18.025MHz±80kHz)であった。ちなみに、この50mmにおける周波数変化量は22.04kHz/mmだ。

残り100kHzちょいの調整となり、エレメントの削り量を5mmとすれば、f0は18.135MHz付近にいくと思うが、最悪18.140MHzを超える可能性もある。少し悩んだ末、「4mm台だと18.130MHzに届かない可能性もあるから、5mmで行こう!」と思い、-5mm削り落として測定。結果はf0=18.140MHz、SWR≒1.00、Z≒52Ω、帯域=18.060~18.220MHz(18.140MHz±80kHz)となり、調整終了とした。

-・・・-
以上でHV-7に取り付く全コイルの調整を終えた。揺れ方が大き過ぎたのでコイル2本を同時装着することは断念したが、714182128の各バンドでトップローディングホイップアンテナを立ち上げることが出来た。あとは、ハイバンドの国内向けCONDXに期待したい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« HV-7(多バンドホイップ)で2... | トップ | 144/430MHzバーチカル系アン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

多バンドアンテナ」カテゴリの最新記事