JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

モービル設備ラックの設計&製作

2019年12月22日 09時47分16秒 | シャック構築

アンテナなど車外系の立ち上げが全て終わったわけでは無いが、先週から車内系の立ち上げに手を出した。車内系ネタは初めてだと思っていたが、11月初旬に電源(鉛蓄電池)を立ち上げていたので、それ以来となる。

今回行ったのは、FT-857DMの本体およびDC-DCコンバーターを納めるラックの製作だ。木工系の設計製作は中学生時代に取り組んだ技術家庭の課題以来だが、成り行き任せでやってみた。

まずは材料の調達。某ホームセンターへ行き、厚さ19×幅300×長さ1000の赤松集成材、厚さ18×幅200×長さ450の杉格子棚板、木ねじやボルトなどのねじ類、やすりを購入。この内、赤松集成材は寸法(300×450で1個、200×120で2個)と方向を指定して、店内でカットしてもらった。

次に加工作業。木材のカット面を布ペーパーで滑らかにし、全長面の全ての角にやすりで面取りを施す。面取り形状の一部は組み立てた時に凹みになるが、今後の作業時に痛い思いをしたくないので安全重視とした。

角を落とした後は穴あけ、左右の壁に木ねじで上下の板を止めるため、ねじ込みにならない上下の板に卓上ボール盤で貫通穴加工。具体的には、天板に左右2か所ずつ計4か所、底板に左右4か所ずつ計8か所のトオシ穴をあけた。

そして組立。基本的には天板さえ外れていれば中身の着脱が可能な設計にしたものの、やはり左右の壁が無い方が正直やりやすい。よって今回は底板に無線設備を取り付けてから左右の壁を取り付け、最後に天板を取り付けた。

当初はこれで完成の予定であったが、左右の壁が天板&底板方向から木ねじ(下側から各4本、上側は各2本)で引っ張っているだけなので、何となく強度に不安を感じ始める。

そこで左右の壁の後ろ側にL型金具を追加した。正面or側面内側にも追加しようとも考えたが、結果的に後ろだけでもかなりの補強が叶ったので、今回は見栄えを取って前側の補強は見送り。問題が発生した時に対処することとし、一旦完成とした。

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さて、このラックはラケージルームに設置するのだが、見た目では、①前後が貫通している、②天板と左右壁の奥側が短い、③天板が格子板、とした。

これによって、①後部座席の背もたれアンダー部の鋭角空間を有効利用し、ラケージルームの占有エリアをなるべく少なくする、②周囲の積み荷が動いた時でも無線設備(本体、各種ケーブル&コネクター)への直撃を防ぐ、③ラック内に空気(熱)が籠らない構造とし、実用的な放熱性は確保する、が実現できたと思う。

-・・・-
今回は鉄工(機械工作)系の設計を経験した後に行った木工系の設計だった。やはり鉄工と木工では、ねじで行う引っ張り構造の有効性など事情が異なることを改めて思い知る展開となり、良い勉強になった。何か思いついたら、またやってみようと思う。


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