第3送信機@FT-818を購入する条件の1つに、“CWフィルターが入手可能であること!”があった。FT-818はアナログ機なので、CWの受信環境を充実させるためには必須オプションだと思っている。
今回のフィルター選定に際して、「前置きしておくべき!」と思う事実に触れておきたい。実は2001年頃のことだが、FT-817を所有&使用していたことがある。BLOG上では初めて明かす…、と思っていたが、大昔?にチラッと箇条書きで触れていたことを思い出した。しかしこの当時は、1年弱で手放した。
その原因は、当時のオペレーションスキルが足りなくて使いこなせなかったことに尽きるが、少し言い訳させてもらうと、当時のFT-817ではオプションのCWフィルターのエントリーが500Hzメカニカルフィルターしか無く、後に同300Hzもエントリーされたが、既に手放した後だったので間に合わなかった。と同時に経験上、「500Hzのフィルタ入れりゃ~バンバンやちゃ!(←by富山弁)」と思っていたのもあった。
それで500Hzメカニカルフィルターのキレだが、今まで経験した500Hzクリスタルフィルター1段@FT-900や、更に500Hzメカニカルフィルターを加えて計2段とした時@FT-1000MPよりすごく甘く感じ、これが気に入らなかったというのも有った。まぁ今から思えばフィルター2段のFT-1000MPと比較するのは可哀そうだったのだが、結果的にそうしてしまった。
こんな経緯を経た今、叶えたい特性をイメージで言うなら500Hzクリスタルフィルターと250Hzクリスタルフィルターとの間になるキレだ。なので、FT-817の時に馴染めなかったYF-122C@500Hzメカニカルフィルターは選ばず、YF-122CN@300Hzメカニカルフィルターを装備することにした。
これだったらFT-857DやFT-897Dなどで標準の240HzDSPフィルターや、FT-850やFT-900などでオプションの250Hzクリスタルフィルターよりも甘くなるが、500Hzクリスタルフィルターよりもキレてくれるはずだと見込んだ。
ちなみに、SSB用にエントリーしている2.3kHzメカニカルフィルターの装着も捨て難いものが有ったが、ご存じのとおりFT-818は1個しかフィルターを追加装着できない。そこでSSBの運用は、従来どおりフィルターを2.2kHzセラミック、2.3kHzメカニカル、2.7kHzメカニカルの3種類を実装させたFT-857Dに担ってもらい、FT-818はCWやFM、気が向けばSSBで使おうと思う。
で、追って同店の通販サイトでYF-122CNを購入し、早速取り付けた。続けてメニューモードで装着フィルター“CW”を選び、とりあえず標準SSBセラミックフィルターの受信音と聴き比べ。アンテナをつないでいないので普段の違いは感じなかったが、音の差は確認できたので1st.動作確認はOKと判断した。
これでフタを開ける内部のネタは終了した。次は外回りネタに着手していく。
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ところでYF-122CN購入時には知らなくて、本記事作成中にネット検索で偶然知ったのだが、今回私がパスしたYF-122C@500Hzが昨夏に生産終了していたって本当なのかな?FT-818を発売したのが昨春で、季節が1回変わっただけで帯域的には多数派と思われる方のフィルターが打ち止めって…。
これって結果的に選択の余地が無かったってことだよな~、ちゃんと紙のカタログやWebサイトは修正してあるんやろうな~?要らん心配やけど。何でもいいけど客としては納得したくないよな~、こんな短命のオプションなんて。それとも500Hzメカニカルフィルターの能力に対して、私と同じようにダメ評価した方が多かったのかな?いずれにしてもYAESUの営業スタンスに疑問を持った瞬間であった。
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