この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

アイストレ3

2010年02月04日 | 山行記録

P1020393_2 善五朗の滝をuj君登る。

今日は穂高uj君とアイスクライミングのトレに行ってきた。

前回のクライミングでuj君もアイスにはまったようで、アックスとアイゼンを新調してきた。気合充分である。

今日は新しいアイスエリアを見つけようと思い、自宅から近いクリヤ谷の氷を探す事にした。近所のコイケさんから高さ10mはある氷柱があるとの情報を得ていたので朝7時過ぎに出発。どんな氷があるのかと二人でワクワクしながら登りはじめた。コイケさんの話では30分も登ればあると聞いていたのですぐ見つかるだろうと思っていたが中々みつからない。ラッセルしながらドンドン登るがいつまで経ってもそれらしきものが出てこないのでコイケさんに携帯で教えてもらいながらさらに登り続けるが段々険しくなっていくばかりでいつまで経っても氷は見つからなかった。結局2時間ほど探しまくったが見つからなかったので、諦めることにした。

P1020395 善五朗の滝をuj君登る2。

悔しい、二人とも頭の中は氷の事で一杯なので、悶々としている。もっと別の場所を探そうと、車で移動することにした。どこへ行く?うーん。そういえば!

安房トンネルを抜けて、国道を下っていると確か登れそうな氷があったはず。と僕のかすかな記憶を頼りに行ってみることにした。

まあ、確かにあることはあるが、登るに値しない規模である。残念。また考える。そういえば!

乗鞍高原の善五朗の滝が登れると聞いた事がある。行くしかない。二人ともとにかく氷を求めて彷徨っていた。

乗鞍高原で昼も過ぎたので腹も減ってきた。信州名物そばでも食べよういう事になり通りすがりの蕎麦屋に入った。

Ts3b0763 天ぷらそば。1100円也。

とても寒い日だったので暖かいそばはとても美味しかった。お店の名前は忘れたがこの辺では他の店にも入った事があるが1番美味しかった。

体も温まりいざ、善五朗の滝へ。車を停めて15分も歩くと。前面結氷した、高さ30mの善五郎の滝が現れた。やっと氷に出会えた。二人とも嬉しくなり早速ハーネスやら準備をしてロープをセットし登りまくった。

しかし、時間も押してきていたので4時に終了。コレで気持ちが落ち着いた。今晩もよく眠れそうです。慌ただしかったが楽しい1日でした。

Ts3b0766 善五朗の滝全景。