この岳に生きる

「この岳に生きる」とは僕の所属する山岳救助隊の記念誌の題名です。 北アルプス飛騨側で山と共に生きている僕の見た風景です。

サクッと奥穂

2011年09月27日 | 山行記録

P1090685 笠ヶ岳と白山遠望

弟が仲間2人と奥穂へ行くというので、僕も便乗させてもらって、本日日帰りで行ってきました。

朝、4時新穂高発。カミさんに登山口まで送ってもらった。朝早いのにグチも言わず送ってくれてありがとう。まだ真っ暗だが満天の星空。冷たい空気が気持ちいい。

白出沢出合いまで黙々と歩く。

P1090694 山荘上部のハシゴ場。

ようやく明るくなり始めた。

これからが登山本番。

順調に高度を稼ぐが、お仲間さんの一人が早くもばててきた。

もうダメポ。荷継沢出合いくらいで引き返した。潔い判断。見事です。

白出沢をグングン登るがルートはかなり荒れている。セバ谷にはまだ雪が残っている。

途中上から登山者が一人降りてきた。なんだか見覚えのある感じの人。やはり穂高UJ君だった。おー久しぶり!向こうも見覚えのあるヤツが登ってきているなと思っていたらしい。なんでも3ヶ月半ぶりの下山らしい。長い山小屋生活、仕事とはいえ大変ですね。お疲れ様です。しばらく立ち話して、またお願いします。

P1090696 好い天気です

弟が膝痛のため遅れだした。

仕方が無い。ゆっくり登って、9時穂高岳山荘に着いた。

しばらく休んで奥穂高山頂を目指す。

ここからは登山者が多い。

涸沢を見下ろすとまだ紅葉は全然だった。

P1090703 槍も見えてきた。

弟、益々膝がヤバイ。

必死になって登ってくる。

奥穂頂上は人が一杯。

景色がよいのでみんな嬉しそうに景色を堪能していた。

写真を撮って下山開始。

山荘に戻ってコーヒーを注文したら他の登山者が山荘のカレーを食べているのを見て美味しそうだったので僕も頂きました。美味しかったです。

P1090724 ジャジャジャジャーン。ダルム。

お腹も膨れたので後は新穂に降りるだけ。

しかし、弟膝痛でペースは上がらない。

でも、ゆっくりなら下れるので時間をかけて下るしかない。

林道に出てしまえばもう大丈夫。僕は仕事や祭りの稽古に遅れるわけにいかなので、お先に失礼。

P1090725 前穂と南アルプスと富士山。

今日も頑張って登ってよかった。

運動不足、ストレス共に解消。

楽しかったです。