ツクツクボウシ(セミ科)
北海道~本州、四国、九州の平地~低山地で見られるセミ。7~10月に見ることができますが、夏の終わりごろに最盛期を迎えます。
9月に入ったというのに、暑さの続くこの日、林ではたくさんのセミがうるさいほどに鳴いていました。一番目立つのはアブラゼミですが、林の奥の涼しい所では、昼でもヒグラシの声を聞くことができます。時折響くミンミンゼミの声、この声を聞くと暑さが増す気がしますね。
このツクツクボウシは、林際の大きな木にとまって鳴いていました。特徴ある鳴き声は、子供の頃からのお気に入りです。でも、いつの頃からかこのセミの声を聞くと、間もなく夏休みが終わることに気付きました。その時からこの声を聞くと、心のどこかで寂しい気持ちが湧いてくるような気がします。
初めて身近な自然で、季節を感じたのかもしれません。
9月上旬 横浜市内にて