アメリカタカサブロウ[亜米利加高三郎](キク科)
田んぼや水路、道端、畑際などに生える熱帯アメリカ原産の1年草。葉は対生し柄がなく、縁には低い鋸歯があります。全体的に伏毛が多く、ざらつく感じがします。
7~9月、白色の筒状花と舌状花からなる頭花を咲かせます。
果実はそう果で、黒く熟します。この日見たアメリカタカサブロウは、いくつか黒く熟した実をつけていました。在来種である同属のタカサブロウとの違いは、アメリカタカサブロウの方が、葉が細い、果実には翼がない、葉の鋸歯が明瞭などの特徴があるそうです。
画面中央のそう果に、翼が無いことがわかるでしょうか。
この果実の翼を観察したのは、今回が初めてでした。今までタカサブロウと思っていたものも、もしかしたら「アメリカ」がついていたかもしれません。
9月上旬 横浜市内にて