ウバユリ[姥百合](ユリ科)
9月に緑色の実をつけていたウバユリも、冬になり旅立ちの季節を迎えたようです。
成熟が進んだ実は、果皮が割れ、中から種子が顔を出しています。種子はほぼ平らで、周りには薄い膜状のものが付いています。風によって散布されやすいようになっているそうです。
その薄い種子が、何層にも重なって果実の中に詰まっています。綺麗に並んで重なっている様子に感心してしまいますね。
風に飛ばされたのでしょうか、近くの林床で、落ち葉の上に乗った種子を見つけました。
種子の周りの膜が、艶やかに光っていて、とても綺麗でした。
うまく芽生えて、その命をつないで行って欲しいですね。
9月の未熟実
12月中旬 横浜市内にて