ヒサカキ[柃](ツバキ科)
道端の植え込みを眺めていたら、枝に黒い実をたくさんつけたヒサカキに出会いました。
よく見ると枝先に切り取られた後があります。この辺りではサカキの代わりに、ヒサカキの枝を神棚に供えたりしますが、このヒサカキもそうなのでしょうか。
冬に熟すヒサカキの実は、鳥たちにとって貴重な食料だと思います。この近くには、ムクノキの大木やハリギリの大木があります。それぞれ実をつける時期がずれているので、実を目当てにやってくる鳥たちの声で、暫らくの間にぎやかです。
競争相手の少ない季節に実る木の実って、あまり美味しくないのでしょうか。餌が少ないから、鳥たちは何でも食べてくれそうです。
鳥たちの声を聞きながら、ついそんなことを考えてしまいました。
ヒサカキの花
12月中旬 横浜市内にて