ワスレナグサ[勿忘草](ムラサキ科)
水際など湿った場所に生えるヨーロッパ原産の多年草。全体に伏した軟毛があります。茎は基部で地を這い、よく分枝して直立します。葉は長楕円形、全縁で縁はやや波打ちます。下部の葉は有柄、上部の葉は無柄で基部はやや茎を抱き、互生します。5~7月、茎先に先が曲がる花序を出し、径8mmほどの5深裂した、青色で中心の黄色い花を穂状につけます。
栽培されていたものが、長野県や北海道で逸出し、野生化して群生することもあります。
この花も水際に生えていました。小さく可愛い花を咲かせますが、自生地より遠く離れたこの土地で、しっかりと生き抜いている強さも持っているんですね。
8月上旬 横浜市内にて