自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

これも外来種か・・・シマスズメノヒエ

2008-08-21 18:25:00 | お散歩
シマスズメノヒエ[縞雀の稗]
(イネ科)

南米原産の多年草。茎は高さ80~100cmになり、葉は線形~広線形。小穂の基部には環状の付属物がありません。
花期は8~10月、小穂が3~4列に並び、葯も柱頭も黒紫色なのが特徴です。

小穂です。
アブラムシのような黒い虫が、いっぱい付いているのかと思いましたが、近付いてみるとそれは葯でした。
今まであまり見た記憶が無いのですが、各地で帰化しているようです。
同属在来種のスズメノヒエは、葯が黄色く、小穂も2列で先が尖らないそうです。
花期には、簡単に区別できますね。
8月上旬 横浜市内にて 
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小さく咲いて・・・コケオトギリ

2008-08-20 19:35:00 | お散歩
コケオトギリ[苔弟切]
(オトギリソウ科)

各地の野原や休耕田など、湿ったところに生える多年草。高さ約10cm、葉は対生し卵形で先は鈍く尖り全縁になります。苞葉も葉と同様に卵形なのが特徴です。7~9月、小さな黄色い花を咲かせます。オトギリソウに似て、小さいことからこの名がついたそうですが、オトギリソウと違い葉や花に黒点はありません。
この花も休耕田のあぜ道に咲いていました。他の草にまぎれてあまり目立ちませんでしたが、気が付けばあちらこちらに小さな黄色い花が咲いていました。
また来年も見に行きましょう。
8月上旬 横浜市内にて 
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休耕田にて・・・オモダカ

2008-08-19 21:41:00 | お散歩
オモダカ[面高](オモダカ科)
昨日載せたセリの生えていた休耕田には、オモダカも生えていました。
雌雄異花で、茎の上部には雄花を、下部に雌花を咲かせます。花の位置は葉より下の場合が多いそうです。
秋に地下茎を伸ばし、その先に塊茎をつくるのが特徴です

これは雄花です。
花の中央が黄色いですね。

下の方には雌花が咲きます。花の中央は緑色です。
雌花の方が先に咲くので、ここではもう咲き終わってしまったようです。
オモダカ、田んぼだった名残りです。
8月上旬 横浜市内にて 
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旬は過ぎても・・・セリ

2008-08-18 20:37:13 | お散歩
セリ[芹](セリ科)
休耕田の畦際を歩いていると、小さな白い花がたくさん咲いていました。
セリは春先に見ることはあるのですが、夏になるとその存在を忘れてしまい、花を見る機会が今まであまりありませんでした。
春の七草にもあげられるセリですが、こんな花の咲く頃は、アクが強くて食用には適さないそうです。
でも、チョウたちにとっては花の咲いている今が、まさに旬なのでしょう。
この花では、ヒメウラナミジャノメが吸蜜していました。

こちらの花では、ベニシジミが吸蜜しています。
ヒメウラナミジャノメもベニシジミも、幼虫の食草はセリではないようです。
セリの花は、まさに大人の味なのでしょうね。
8月上旬 横浜市内にて 
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花も葉も・・・

2008-08-17 20:33:00 | お散歩
モンキチョウ[紋黄蝶]
(シロチョウ科)

草地や公園、河原など日当たりの良い開けた環境に広く生息し、いろいろな植物の花を吸蜜するそうです。
昨日載せたマツムシソウにもとまっていましたね。幼虫は、ムラサキツメクサやシロツメクサなどマメ科の植物を食草とします。この草原には、ムラサキツメクサやシロツメクサがたくさん生えていました。このモンキチョウもここで生まれ育ったのでしょうね。
8月上旬 横浜市内にて 
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