自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

林際にて・・・ホタルカズラ

2010-04-25 20:45:00 | お散歩


ホタルカズラ[蛍葛](ムラサキ科)
去年は公園内に植えられていた花を見ましたが、今年は林際の落葉の間から、鮮やかな花を咲かせているホタルカズラに出会うことができました。
ここは、子どもの頃にもよく遊んだところです。こんな花も咲いているのかと思うと、自然豊かなところで育ったのだと改めて思います。
あの頃に比べると、この辺りも確実に緑は減っています。失った緑を元に戻すのには、とても長い年月が必要です。今ある緑を守っていかなければいけませんね。

2009年の花

4月中旬 横浜市内にて

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林の中で咲く・・・ツクバキンモンソウ

2010-04-24 21:21:00 | お散歩


ツクバキンモンソウ[筑波金紋草](シソ科)
関東以西の本州、四国の太平洋側の丘陵地の林内などに見られる多年草。茎は直立し、葉には疎らに鋸歯があり、葉脈は赤味を帯びます。
日本海側で見られるニシキソウの変種で、花冠の上唇が約1㎜と短いのが特徴です。
いつも歩き慣れた、林の中の道端で出会いました。この道は何度も歩いているのに、こんな花が咲いているとは、今まで気付かなかったのです。
先日載せたキランソウと同属ですが、花の感じが似ていますね。
新しい出会いがあると、やっぱり心も弾みます。

キランソウ

4月中旬 横浜市内にて

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一人がたくさん・・・ヒトリシズカ

2010-04-23 21:30:00 | お散歩


ヒトリシズカ[一人静](センリョウ科)
林際の道端で、今年もヒトリシズカが賑やかに花を咲かせていました。
所々でまとまって生えているのですが、若葉の緑がとても目立って綺麗です。
白い花穂を静御前に例えて名付けられたとか、静御前の舞う姿に見立てて名付けられたとか、幾つか名の由来があるようですが、一株一株をこうして見てみると、何となく人が舞っている姿に見えてきます。
もちろん静御前の舞を見たことはありませんが、ヒトリシズカの姿から、どんな舞をしていたのだろうかと想像するのも楽しいですね。

2009年の花

4月中旬 横浜市内にて

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これは似た花・・・ジロボウエンゴサク

2010-04-22 21:09:00 | お散歩


ジロボウエンゴサク[次郎坊延胡索](ケマンソウ科)
去年、初めて出会ったジロボウエンゴサク。今年は林際の空き地で、群生している所を見つけました。昨日載せたムラサキケマンと同属で、花の感じは似ていますが、なんとなく細長い花をまばらに咲かせます。
確かな記憶ではないのですが、以前花の少ないムラサキケマンを見たことがあります。いま思うと、それがジロボウエンゴサクだったのかもしれません。葉の形が違うので、きちんと観察していれば分かると思うのですが、観察力が足りなかったのでしょうね。
ジロボウエンゴサクが、これ程まとまって咲いているところを見たのは、もちろん初めてです。
去年は果実の観察をできなかったので、今年は観察に行ってみようと思っています。

2009年の花

4月中旬 横浜市内にて

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これ同じ花・・・ムラサキケマン

2010-04-21 21:02:00 | お散歩

4月中旬 横浜市内にて

ムラサキケマン[紫華鬘](ケマンソウ科)
山野や道端などのやや湿ったところに生える越年草。全体は軟らかく無毛で、茎に稜があり高さ20~50㎝になります。葉は根元と茎につき、2~3回羽状に細かく裂けます。
4~6月、上部に総状花序を出し、紅紫色の唇形花を多数つけます。


4月上旬 横浜市内にて

シロヤブケマン[白藪華鬘](ケマンソウ科)
こちらは、ムラサキケマンの白花品種です。「ヤブケマン」とは、ムラサキケマンの別名です。
栽培種のケマンソウに対し、野生種ということで「ヤブ」と付いたそうです。
このシロヤブケマン、まれに見られると手元の図鑑には載っていますが、この辺りではよく見かけます。最近、以前より目にする機会が多いと思うのは、気のせいでしょうか。なんとなく色の薄いムラサキケマンもあるようで、花の色の変化の仕組みがわかりません。
以前にも載せましたが、ムラサキケマンは全体にアルカロイドを含む毒草で、涙や唾液の増加、心筋運動の障害、けいれんなどを起こすそうです。
綺麗な花は、見るだけにしておきましょう・・・・・

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