自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

花、咲いて・・・

2015-05-18 21:28:00 | お散歩
ユキノシタ[雪の下](ユキノシタ科)
山野の湿った岩の上や石垣に生える多年草。葉は暗緑色で白脈がある腎円形で、表面に荒い毛が生えます。葉柄の根元から細い走出茎を出し繁殖します。
5~7月、花茎を伸ばし円錐花序を出します。白色で大文字形になる5弁花を多数つけ、上の3花弁は小さく、赤い斑点があり、下の2花弁は長く目立ちます。
林から流れ出た小川沿いで、ユキノシタの花と出会いました。
この花は、子どもの頃に住んでいた家の周りにも生えていて、小さな頃から見慣れた花の一つでもあります。
葉は山菜として食されますが、花期の葉を採って陰干しして乾燥させたものを「虎耳草(コジソウ)」といい、むくみなどに用います。また、腫物やしもやけ、ひび割れなどに直接貼って用いることもあるそうです。
これもまた身近な薬草なのですね。

5月中旬 横浜市内にて

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花と香りと・・・エゴノキ

2015-05-17 17:36:00 | お散歩
エゴノキ[野茉莉](エゴノキ科)

林の中では、エゴノキの花も咲いていました。先日載せたノイバラとは一味違った香りを辺りに漂わせています。樹高もノイバラよりもはるかに高いので、白い花をたくさん付けている姿は見応えがありますね。
花が散り始めると、その下の一角だけが白くなります。散り終わった後の姿も素敵なものです。

2013年の実


5月中旬 横浜市内にて

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ウツギと付く花・・・

2015-05-15 20:45:00 | お散歩
コゴメウツギ[小米空木](バラ科)
林縁では、こんな白い花も咲いています。
コゴメウツギ、昨日載せたノイバラよりさらに小さな花を付けているのです。
白色の花弁と萼片は5枚ずつあり、花弁は萼片より長いです。果実は球形の袋果ですが、これも小さく目立ちません。小さい花をたくさん付けるこの季節が、一番存在感があるでしょう。
葉の様子は、一見モミジイチゴのようにも見えてしまいます。見慣れれば区別は容易ですが、散策を始めた頃はその違いが判りませんでした。
このあとの実の生る様子も楽しみ、と言いたい所ですが味見することもできないので観察するのも忘れがちになってしまいます。
カメラを購入するまで、子供のコンデジを借りての撮影です・・・

2012年の花

5月中旬 横浜市内にて
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花と香りと・・・

2015-05-14 20:29:00 | お散歩
ノイバラ[野茨](バラ科)
林縁の道を歩いていると、甘い香りが漂ってきました。
そう、ノイバラの香りです。
この季節になるとあちらこちらの茂みや林縁で、白い花を咲かせています。

この花は、こんな株で咲く花の一つです。
白一色で小さな花ですが、なかなか見応えがありますよね。
暫くの間、この甘い香りにも酔いしれてしまいます。
こんな所にノイバラがあったのか、と驚かされる季節でもありますね。

2014年の実

5月中旬 横浜市内にて

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線路の脇で咲く・・・

2015-05-13 21:37:00 | お散歩
クサノオウ[瘡の王](ケシ科)
甲州街道を高尾駅に向かって歩いていると、中央線のガードをくぐります。その後、線路沿いの路地に入り駅に向かいました。
線路の法面には、色々な花が咲いていました。
その中でも、このクサノオウの黄色い花が目立ちます。陽に照らされて眩しいくらいです。
茎頂の花は既に散り、若い実の生る様子ですが、下の方にはまだ蕾もあります。花期が長いのでしょうね。
これで高尾のまとめは終わりです。

2013年の花

4月下旬 八王子市内にて

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