師匠の仕事始めは1月7日。
この日は、山に行って、お供えをしたり、作業道に日本酒をまいたりしていました。
今では、師匠と直接連絡を取ることもなく、年賀状でやり取りするくらいですが、毎年1月7日になると、「今年も事故や怪我がないように気を付けよう!」と気持ちが引き締まります。
この日だけでなく、日々、気を引き締めないといけないんですが・・・
一般的に林業で山の神を祀る日は12月12日らしく、地方によっては1月12日だったり、11月7日もしくは17日だったりするところもあるようです。
以前、12月12日にとある伐採現場に行ったら、
お供えをしていました。
12月12日は山の神様が木の本数を数える日なので、山に入ると木として数えられるため、山から降りられなくなるから(木の下敷きになるから)山に入ってはいけない・・・という言い伝えがあります。
林業(伐採)が盛んだった頃の現場では、山の神様を祀る祠がありました。
当時は、数年かけて伐採することもあったので、作業の安全を祈願したりするために祀られていたようです。
山の神様は女性で、とても醜いとされています。
なので、女性が山に入ると、山の神様が嫉妬して、災いが起こるという話もあるようです。
そして、自分よりも醜い「オコゼ」という魚をお供えするというお話もあります。
あと、里の神はとても美しいので、女性が里に入っても、嫉妬しないので災いが起きないとか・・・・
と、師匠に聞いた話で、あまり古事記とか読まないので、詳しいことは知りませんが、他のネットでも似たようなことがかかれているので、だいたい合っていると思います
ただし、里の神様はわかりませんね~
もしかしたら、からかわれていただけかもしれへんし・・・。