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アゲハチョウ 種類

2020年07月15日 | 昆虫類+αのお話

 身近に出会えるアゲハチョウの種類を簡単にご紹介します。

 

 アゲハ(ナミアゲハ)。

 アゲハチョウと言えばナミアゲハ。というくらい頻繁に見かけると思います。

 春型(3~5月)と夏型(6~10月)があり、少し模様が異なります。

 ちなみに、先の写真は夏型のナミアゲハです。

 幼虫はミカン科植物の葉を食べるので、ミカン、サンショウ、カラスザンショウ、イヌザンショウ、フユザンショウ、カラタチなどをじっくり観察すると幼虫に出会えたり、産卵している成虫に出会えます。

 幼虫にイタズラすると、オレンジ色の角みたいな突起を出して、脅かします。

 このオレンジの角に触れると、クサイ匂いがつくので、要注意です!

 

 キアゲハ。

 ナミアゲハより一回り大きい。

 ナミアゲハ同様、春型(3~5月)と夏型(6~10月)があり、写真は夏型。

 幼虫は、セリやニンジンなどセリ科の植物を食べます。

 セリ科の植物を探して、ウロウロしていると、キアゲハに出会えます。

 

 アオスジアゲハ。

 黒いボディにグリーンのラインが美しい!

 4~10月と長い期間にわたって出会えます。

 幼虫はクスノキ科の植物を食べるので、クスノキ、タブノキ、ニッケイ、ヤブニッケイ、シロダモ、イヌガシなどの樹木を観察していると幼虫に出会えたり、産卵中の成虫に出会えます。

 

 モンキアゲハ。

 黒いボディに白い斑点模様がオシャレ♪

 幼虫はミカン科の植物を食べるので、カラスザンショウ、サンショウ、カラタチ、キハダなどの樹木を観察していると出会えるかも。

 成虫は、林道などに溜まった雨水や川岸で、吸水している姿をよく見かけます。

 成虫は4~10月と、長い期間で会えます。

 

 クロアゲハ。

 黒いボディに包まれ、後翅のオレンジ模様がカッコイイ~

 クロアゲハの幼虫もミカン科の植物を食べます。

 サンショウ、カラスザンショウ、キハダ、カラタチ、ダイダイなど。

 クロアゲハの成虫も4~10月までの期間に出会えます。

 

 カラスアゲハ。

 光沢に輝くブルーが最高!

 黒色系アゲハチョウの中で、カラスアゲハが一番好きだな~

 

 カラスアゲハの幼虫もミカン科の植物を食べます。

 カラスザンショウ、サンショウ、カラタチ、コクサギ、タチバナ、キハダなど。

 

 成虫は春型(4~5月)と夏型(6~9月)があり、先ほどの写真(成虫)は夏型。

 

 以上、簡単にですが、身近に出会える6種類のアゲハチョウでした。

 

 蝶の幼虫は、エサとなる植物の種類が、ある程度決まっていることが多いです。

 お目当ての蝶に出会いたい場合は、エサとなる植物をターゲットに周囲を観察すれば、出会える確率は上がります。

 なので、蝶好きは植物に詳しいとも言われています。

 お目当ての蝶と出会うため、エサとなる植物がどこに生えるのか、知っておくことが基本になりますからね。

 

 と言うわけで、色んなアゲハチョウに出会いたい、黒色系のアゲハチョウに出会いたい場合は、ミカン科の植物を見つけて、その周辺を、時期を変えながら、繰り返し訪ねてみて下さい。

 

 僕のオススメは「カラスアゲハ」!


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