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素人でも、伐採が上手になるため、伐採後に確認すべきこと

2015年11月26日 | 現場技術・安全管理・道具のお話

 たま~に、仕事やプライベートで、立木を伐採することがあるんですが、素人なりに、伐採技術を高めるために意識していることがあります。

 素人でも、上手になりたい

 

 今回、ヒノキ林で、何本か伐採をしました。

 伐採後は、いつも、伐採した株を真上・真正面・真横から事後確認を行います。

 

 まず、真上。

  

 青線が追い口、赤線が受け口、緑線がつるの部分を示しています。

 真上から見る場合、緑線で表す「つる」がきれいな形になっているか。

 写真上側と下側の、つるの幅に差があって、形が崩れていると、伐倒方向に狂いが生じます。

 これは、まぁまぁ・・・。

 イマイチだったものが、下の写真。

 黄緑色で囲った部分が「つる」にならないといけなかった事例。

 手前の追い口を伐りすぎた・・・。

 

 次に、真正面。

 青線が追い口、赤線が受け口。

 平行になっているか、確認します。(これも、まぁまぁの出来。)

 下の写真で示す点線のようになると、伐倒方向に狂いが生じます。

 点線のようになっているなら、チェーンソーがまっすぐに使えるように意識をしないといけません。

 例えば、よく手前が下がり気味になっているなら、少し手元を上に上げるように意識しないといけません。

 

 最後に真横。

 これも、青線が追い口、赤線が受け口。

 真正面と同様に、色で示した追い口と受け口のラインが平行になっているかを確認します。

 下の写真のように、下になったり、上になったりすると、伐倒方向に狂いが生じます。

 

 

 と、このように、伐採したら、必ず切り株を確認し、チェーンソーを思うように扱っていることが出来ているかを確認しています。

 何度も確認し、意識しながら扱い方を直し、それを体で覚える。

 思うような伐採が出来たり、きれいな切り株が出来ると、楽しいし、嬉しい。

 逆に、はずかしい切り株ができると、株を切り直して、その部分を消去証拠隠滅

 技術の未熟さを露呈する証拠物を現場に残すなんて、しかも十数年も・・・恥ずかしい

 

 立木の伐採は、倒れるときの快感がたまりません。

 でも、その後の切り株確認を怠ると、なかなか技術は上達しないと思っています。

 最近は、倒れるときの快感より、自分が理想とする切り株に近しいものが出来たときの方が快感

 

 ちなみに、上らの写真を見ていると、つるが効いていないように見えますが、今回の伐採現場は、すぐに掛かり木になるような現場でしたので、そのように見えているだけで、つるはきちんと効きましたよ(弁明)。

 思うように伐倒することができたものも多く、中には、倒れる直前に「あ~・・」と感じて、枝が絡み合うような掛かり木もありましたが・・・。

 

 機械を思うように扱える。

 カッコエエ~ですね



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