林業の中で、最も材価に影響を与える施業「枝打ち」。
上手くできれば、良質な無節材に。
下手にすると、変色を起こし、材質を劣化させる。
個人的に、一番身に付けたい技術No1が「枝打ち」。
海岸松林の調査に行ったとき、林内に入るために、枝を除去する必要がありました。
どうせ、枝を除去するなら、枝打ちの練習だ()
以前、師匠から「卵を描くようにヨキを振り下ろす」と教わったことがあります。
当時の感覚を思い出しながら、ヨキを振り下ろす
と、1発で打てず・・・最低でも2発
一番最悪だったのはコレ・・・
枝よりに打つと枝が残り、幹よりに打つと幹が傷つく。
やはり、枝打ちは難しい
その一振りで、その材質・材価に影響を与えてしまう
(ま、まぁ、今回は、枝打ち用ヨキでなかったし・・・(言い訳しつつ・・))
師匠とのやりとりで・・・
「枝打ちした木に、テープ巻いとけ。」
「??。なぜですか?」
「将来、間伐するから。」
「・・・・」(返す言葉もございません・・。)
ホント、枝打ちは難しい。
ところで、枝打ちの技術って継承されているんでしょうか?
無節や床柱といった需要が細くなる中、疎遠になっている枝打ち。
架線集材などの技術同様、引き継ぐべき重要な技術だと思っているんですが・・・。
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