上演時間が4時間!
最初聞いた時は、正直および腰だった。
しかし観終えて、それが杞憂であることがよくわかった。
いろいろなスナップ写真を大量に集めてコラージュにし、
大きな1枚の絵を描くというアートがある。
この舞台を観終えてまず頭に浮かんだのはそんな印象だ。
スナップ写真には、1枚1枚に「物語」がある。
同じように、この舞台の1シーン1シーンには、今そこに表れている以上の、もっと奥深いものを感じた。
それもまた「物語」である。
そんなシーンの積み重ねで、ウィルヴィルという「街」が描き出されていく・・・。
4時間というのは、ウィルビルという「街」を描くためには必要な時間だったのだ。