立川流日暮里寄席

2015年07月07日 12時00分45秒 | エンタメのかけら

立川キウイさんのお誘いで、
初めて「立川流日暮里寄席」を観に行く。

日暮里駅で降りるのは、人生でおそらく初めて。

仕事の都合で、途中から観ることになった。
客席の平均年齢はかなり高い。
僕が最年少なぐらいだ。

落語はまったく詳しくないので、おそらく古典と思っても、タイトルがわからない。
わかったのは、『お菊の皿』ぐらい。

中入り後は、新作、古典の改作、そしていよいよトリのキウイさん。

と、センターの前から二列目、つまり演者の真ん前に座る老人が、
ガサゴソと荷物をまとめ始めた。

まさか・・・。

5分ほどマクラを話して、今日の噺が『品川心中』であるとわかるフリが入った途端、
なんとその老人、席を立って帰ってしまったのだ。

唖然。

演者が嫌いなら嫌いでそれは仕方ないと思うけど、
だったら、演者が交替するタイミングで帰ればいいのに。

その後も、噺の途中で帰る客がチラホラ。

老人たちの神経が図太いのか。
キウイさんの噺の負の力がスゴいのか。

終演後、ロビーでご挨拶すると、
「ま、ドキュメンタリーを見たと思って」とキウイさん。

たしかに、今まで観たことのない光景を目撃できました。