近所に保護猫のシェルターがある。
『QUEUE』とう名前の施設だ。
気になったので、見学に行った。
シェルターがあるのは、
3階建てのビルの3階。
まるでペントハウスのようなその施設は、
目に入る部分だけで18畳程度。
本来は住居用のようで、
アイランド式のキッチンもある。
とても日当たりがよく、
猫たちには快適な環境だ。
入場料は1時間800円。
施設の維持費や医療費などに使われる「支援金」だ。
(中でペットボトルや缶の飲み物をくれたのには、驚いた)
猫カフェではないので、猫を抱くことはできない。
しかし、近寄ってきた猫に触れたりすることぐらいはできる。
部屋のあちこちで猫たちが気持ちよさそうに寝ている。
現在、20匹ほどの猫がいるそうだ。
どれぐらいのペースで里親が見つかるのか尋ねると、
「今は月に1匹ぐらいですね」
え、そんなに少ないの!
と思ったが、現在は成猫が多いため、
これぐらいのスローペースだという。
子猫が多い時期や、
生活環境が変わる人が多い4月は、
もう少し早いペースで里親が見つかるそうだ。
眠っている猫たちをよく見ると、
片目がつぶれてしまっているものや、
片足の先が無いものなどもいる。
みんな、ここに保護されるまで、
いろいろとあったのだろう。
しかし今はとても幸せそうに見える。
それにしても、
シェルターの維持費はどこから出ているんだろう?
家賃、人件費、猫たちの食費。
かなりの出費となるはずだが…。
気になったのだが、
いきなり尋ねるのも不躾と思い、
今回は控えた。
また訪ねることがあったら、
そこは聞いてみたいと思う。