初めて大相撲を観に行った。
普段、相撲を観ないので、
いろいろなことが新鮮だ。
外国人力士が増えているとは聞いていたが、
まさかあれほどまでとは思わなかった。
西方など、20人中10人が外国人力士だ。
当然、外国人力士どうしの対戦もたくさんあり、
呼び出しで両者、国名と聞いたこともないような出身地を告げられると、
なにかの国際大会に来ているような気がする。
まだ4日目ということもあり場内は空いていた。
あとで知ったのだが、4918枚もチケットが売れ残っていたそうだ。
チケットを買って来れなかった人もいるだろうから、
実際の観客はもっと少なかったに違いない。
しかしよくよく考えれば、
平日のあの時間に相撲を観に行くことができる人など限られている。
客席にはお年寄りや女性が多かったのも頷ける。
中入りが3時50分で、6時には終わってしまう。
そんなタイムスケジュールが今の時代にあっているとは思えない。
あの6時というのはNHKの放送に合わせたものだと聞いたが、
本当だろうか。
NHKは放送時間を変えるつもりはないだろう。
あの時間でも十分視聴率をとっているからだ。
大相撲も放送権を売ることで大きな収益を受けているわけだから、
NHKが放送時間を変えない限り、6時終了のままだろう。
普通に働いている人は別に見に来なくていい。
そんなふうに思っているのではと勘繰りたくなる。
つまり何が言いたいかというと、
このままだと大相撲ファンはどんどん減っていくだろうなあ、
ということだ。
観るファンが減れば、当然、志願者も減る。
気がつけば8割が外国人力士、
そういう時代が来るかもしれないし、
それはそれでおもしろい。