人生の後始末

2021年02月01日 09時03分22秒 | アイデアのかけら
家庭裁判所から相続放棄に関する書類が届いた。

不肖の叔父の人生の後始末がようやく終わった。

葬儀社に17万5000円。
祭壇もない素うどんな最も安価なコースでも、
このぐらいかかりました。
幸い叔父が住んでいた市は斎場が無料でしたが、
場所によってはこれに火葬の代金がプラスされるでしょう。

お骨は菩提寺にある我が家の墓に収めました。
納骨するためには石屋さんに頼まねばならぬので、
こちらが5万円(だったはず)

住職に出来たら戒名をつけて頂きたいと言われ、
戒名の必要不必要の議論はともかく、
長年お世話になっている菩提寺にそう言われたら、
断る理由もなく、
葬儀や初七日の法要、納骨の儀なども合わせてやって頂き、
お布施として5万円。

その後、実子がまさかの相続放棄をしたので、
住宅の退去などの負の遺産がこちらに回ってきたため、
僕たち兄弟も相続放棄をすることに。
ここはプロに任せた方が確実だろうということで、
司法書士事務所に依頼。17万1000円。

その他、もろもろの交通費(斎場から自宅とか)合わせて3万円。

かなり粗い計算だけど、47万6000円。
これが、後始末にかかった経費。

最晩年、ケアマネジャーから、
亡くなった時のことを考えて、
生活保護など公助の申請を提案されたが、
叔父は、
「俺は死んだ後のことは知らねえ」

困ったケアマネジャーが僕に連絡をしようとすると、
「甥っ子に迷惑はかけたくねえ」

文字面だけ見ると、
威勢のいい啖呵のように思えるが、
実際はこの世の者たちに迷惑かけまくりとなった。

今回の後始末、
功徳を積んだということで、
神仏のみなさま、
僕にポイント還元してくれぬものだろうか。