草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

中近東文化センター企画展「ヘレニズムの華 ペルガモンとシルクロード」

2009年05月06日 | つれづれノオト
中近東文化センター附属博物館
行っている
展覧会

「ヘレニズムの華 ペルガモンとシルクロード」

が今日(5/6)までだというので、

おととい、行ってきました♪
目当てはポスターにある ヘレニズム仏。

ムスメは、強制連行(〃⌒ー⌒〃)!

  明日から中近東文化センターはしばらく
  閉館なので
  タイミングを逸したレポートで
  申し訳ありません。


「ヘレニズムの華 ペルガモンとシルクロード」
の企画展は、

紀元前2~3世紀頃、トルコに栄えた古代都市
ペルガモンにあった
大神殿の祭壇(神話の群像レリーフが見事!)の説明と、

出土品、レリーフの一部、発掘者 シュリーマンらの
スケッチや往復書簡がメインテーマです。

トロイの遺跡を発掘したことでも有名な
シュリーマンの、
ペルガモンの大祭壇
克明なスケッチにはうならされました。

また、ペルガモン大祭壇の床には、一辺5mm程度の
石によるモザイクがありまして
これのスケッチが、また素晴らしいものでした。

絵の具で描いてあるのに、間近でみても、
石がはまっているようにしか
見えないの!


さて、お目当てのヘレニズム仏は、
企画展パート2の方にありました。

平山郁夫博物館所蔵の品々と、
平山郁夫画伯の手による、その品の
日本画技法の水彩スケッチ。

和紙に竹ペンか何かで、迷わない線で すっ すっ と
描かれたヘレニズム仏のお顔。

確かなデッサン力、
石仏の硬質な雰囲気をとらえる力、
和紙のにじみ・ぼけ足まで計算された(?)彩色。

すごいな~・・。

元の石像と、絵を、見比べてしまった。

ここまで描けるようになるには
どれくらいの鍛錬が必要なんだろう・・。

      


企画展は終わってしまいましたが、

常設展もなかなか見応えがありますので

よかったら、足を運んでみてください♪


レプリカですが 実物大の

  ハムラビ法典の石 とか
  ロゼッタストーン が

ありますし、

古くは紀元前20世紀の土器から、
エジプトの副葬品から
ヒッタイトの粘土板、
トルコ三彩、
モスクの模型まで

中近東の歴史が、ほとんど実物で
概観できます。
しかも常設展は、写真撮影OK!

歴史ロマンにひたれま~す(*^_^*)