生き方 の参考に
「花燃ゆ」が終わって約三月、「困難に立向かう勇気を持っている」との説明言葉が記憶に残っている。
これは楫取素彦の次男の言葉だが、父と「みわ」に共通した、困難に対し辛抱強く努力する姿勢を表現したもの。例えば、絹の糸品質維持に、新しい国の人づくりに。その後二人は結婚する。
私はサラリーマン生活を卒業し、65歳になる。第二の人生の始まりに、振り返ると、関係者が理解し易いような、説明の工夫や足を使う努力の量が少なかったことに気付く。多く努力し他人の意見が自分と近づけば、協力者は増えて力になる。それは「花燃ゆ」にも示されたような状態だ。達成時の喜びも皆の共有となる。
人生の「ひといき」吐く区切りに、この番組からそれを学べた。これからの歩みを、このことを糧にして一歩一歩進みたい。
さてこのドラマの作者は吉田松陰と楫取素彦とを同じ場面に登場させている。どこを見て欲しいのか。相手を説得する努力の量で、また成し遂げた成果で、比較するとどのような見方があるのか。消化不良が残るのだが。