私の町のこれから
限界集落がひと頃テレビでよく聞く言葉だった。最近は空き家利用などで、集落を元気づけている例の紹介も見かける。
2020年の東京オリンピックが近づいており、海外の観光客や建設に伴う安価な海外労働者、が日本の地方にも増えている影響だろう。オリンピックの後の空き家に宿泊客が減る時期が心配となる。
私の住む町でも子供は離れて暮らし、その家族が親元に戻り住むという話はほとんど聞かない。親と一緒に住むことが子供家族にとって「悪くない」と思われる制度ができるまでは、日本の田舎人口は減り続け、都市人口はますます増えるだろう。親(老人)は田舎で一人暮らしとなり、市町村は手を貸すことになる。早く相続制度などを見直すべきだと私は思う。
さて、私の町のこと。老夫婦が残る家ばかりが目立つ。昭和50年頃にできた近くの団地に住む人たちも、同じように老夫婦ばかり。子供たちが育った家に戻る見込みは私の町以上に少ないようだ。
団地の人たちとも協力していっしょに、「人が集まる町・イベントのある町」になってゆくことが私の町のこれから進む方向。そうして、「この町は元気だ、家族の生活も可能だ」と、子供たちが見なす事ができるように。
古くなり、使い難くなった50年を超える集会所に替わり、近くの団地の人たちも使える機能的な新しい公共の集会所を建てたい。周りの空き地ではイベントもできるようにして。