goo blog サービス終了のお知らせ 

蓮心堂〜セルフメンテナンスを心がける大人の為の隠れ家的な中医学サロン〜

「健康は美の大前提」 
カウンセリング・かっさ・薬膳料理教室・セミナー等を通してあなたの快適生活をサポートします。

根までおいしいほうれん草

2020-11-26 | 積み重ねる養生
丸ごと食べるのが薬膳の原則ですが、野菜によってはそれが叶わない事もあります。

だから料理教室でも「出来る範囲での実践でじゅうぶんだと思いますよ。」とお伝えしています。

苦手なのに無理して食べても体に良いとは思えませんからね。


そんな私が積極的に「美味しいですよ!」と勧めるのがほうれん草の根っこ。

ピンク色の部分です。

これが甘くて美味しい!


洗う手間はかかりますが、手間をかける価値があると思える美味しさなのです。

それに、根っこは「陰」に属します。太陽に近い葉っぱが「陽」でその逆が「陰」。

ほうれん草自体は体の熱を冷ましてくれる「陰」の性質を持っていますが、その中にも陰と陽が存在します。

「陰」は落ち着かせたり、機能が亢進しないように抑制したり、潤したり、、、と言った役割があります。

「陽」も大事だし「陰」も大事。

どちらもバランスを取り合って存在するのが健康状態。


冬は寒くて体も冷えやすいけど、体を温めるものばかり食べていてはバランスを維持できません。

お肌に吹き出物が出来たり、口内炎が出来たり、目や鼻の炎症がおきたり、、、 これらは体内の熱が多すぎる事が原因で起こることが多いです。

「手足は冷えるけど口内炎がある。」

と言った風に、体全体で考えると陰が優勢でも、部分的に陽が優勢な場合もあります。


何が陰で何が陽か?

一々覚えるのも大変なので、色んなものをバランスよく食べるのが良いのです。



我が家で根っこを食べるのは私と2号のみ。

2人とも大好きですが、残りの2人は「そんなところ食べたくない」と食わず嫌い。

基本的には根っこを端に集めて盛り付けますが、たま~に満遍なく混ぜて出すと、気付かずに食べています。

手間はかかるので強くはオススメしませんが、興味のある方はぜひ食べてみて下さい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする