田中好子さん 追悼

田中好子さん　追悼


２０１１年４月２５日（月）
心理療法（認知行動療法、人生勉強療法）ハッピーライフ、矢野裕洋


★私は子供の時から、ドリフターズの『８時だよ、全員集合』などで田中好子さんとキャンディーズのファンでした。

最近は特に体調の優れない時、よくキャンデーズのCDを聞いて元気を頂いていましたので、まさか、田中好子さんが亡くなるとは夢にも思っていませんでした。

心からご冥福をお祈り致します。

３０代後半から乳癌と戦われていた事をテレビで知りまして、当たり前の事ですが、人は見せている顔だけではないという事を、私は心理療法の人間ですから十分に分かっているつもりですが、色々考えさせられました。


★田中好子さんの話の続きにこのような事を書いて良いのかどうか悩みましたが、書かせて頂こうと思い決めました。

自殺だけはしないで下さい。

特に、対人緊張症や神経症、うつ病は乳癌のような病気ではなく認知の歪みが原因なのですから心から楽になる事が出来ますから。

人間関係が辛い、過去のトラウマ、PTSD、不安、うつ等、乳癌のような本当の病気ではありません。

例えば、私の専門ではありませんが、作業療法というものがあります。

方法は色々あるのでしょうが、心の悩みで辛がっている人に軽作業をさせるのです。

すると個人差はありますが楽になります。

今の若い人たちには信じられないかも知れませんが、数十年前、まだ日本人が貧乏で今日のご飯が食べられるかどうという時代は今と違って心のトラブルはほとんどなかったのです。

医師も需要がありませんから、精神科の医師は存在していましたが、心療内科の医師は存在していませんでした。

心療内科は平成８年に新設された科ですからそれ以前に心療内科の医師は存在しないのです。

皆さん、精神的に生きるのが辛くて仕方のない時、少々疲れるくらい歩くなど体を動かして下さい。

楽になりますから。

ありきたりの言葉ですが、本当に生きたいのに生きられない人からしたら、

「自殺したいのでしたらその命を下さい」

という事なのです。

ましてや、心のトラブルは本当の病気ではありません。

生きて下さい。

大丈夫、楽になる方法はありますから。