対人緊張症、神経症、うつ病の人たちの勘違い（認知の歪み）とは何か? 人と感じ方や考え方がずれているのです。
例、対人緊張症のクライエントさん（女性）の話です。
「うちの主人が友人の結婚式のスピーチで緊張してとても恥ずかしいスピーチをしたらしいんです。私だったらその場に居た人たちともう二度と一生会えないと思うのに、うちの主人はあれからも結婚式に出ていた友人たちと何度も会っているんです。もっと凄いのは、この前、結婚式に出られなかった友人と結婚式のDVDを見たと言うのです。私が自分の緊張したスピーチを一緒に見て恥ずかしくなかったか? と聞いたら恥ずかしかったと言うのですが、友人と会えて楽しかったと言うのです。矢野先生、うちの主人は変だと思いませんか?」
実際のセラピーの中でクライエントさんから頂いた質問です。
確かに、奥さんからしたらご主人は変なのですが、多数の人たちからしたらご主人が普通で奥さんが変なのです
だから、奥さんは対人緊張症で病院にも通わないといけないのです。
しかし、当たり前ですが、人間はずっと自分のままですから、昨年流行った映画の「君の名は」のようにたまに人と自分が入れ替われたら自分が変だという事に気づきやすいと思いますが、人間はずっと自分のままですから自分が変だとは中々気づきにくいのです。
皆さんは、ご主人と対人緊張症の奥さんとは感じ方、考え方がどうずれているのが分かりますか?
ご主人は恥をかいて嫌だったという事ですが、奥さんの感じ方、考え方は恥をかいたらとても怖いという違いです。
（これが必要な人生勉強をしていないから出ている勘違い（認知の歪み）です、）
多くの対人緊張症ではない人たちの感じ方、考え方はご主人と同様です。
逆に奥さんの恥をかいたら怖いという考え方、感じ方をご主人と同じように修正したら、奥さんの対人緊張症は治ります。
実際に、必要な人生勉強をしたらご主人と同じような考え方、感じ方になれ治りました。
大丈夫です。
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http://blog.goo.ne.jp/yasuhiro_1959/d/20131119 に詳しく書いています。