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被害妄想を治すには 主観中心の思考を客観中心の思考に修正する事で被害妄想はなくなる

2016年04月09日 | 被害妄想
被害妄想を治すには 主観中心の思考を客観中心の思考に修正する事で被害妄想はなくなります(治ります)。


被害妄想は、アルコール中毒のように幻覚や幻聴のような間違った情報が入って来て間違った判断(被害妄想)をしているような脳に問題がある場合を除けば、

必要な人生勉強が出来ていないために、多くの困っていない人たちが得ている客観的な心の情報を得られていないから間違った判断(被害妄想)をしている状態が被害妄想(妄想)です。


心理療法ハッピーライフに来られる人の多くは長年、精神科や心療内科に通って投薬治療を受けているのに良くならないという人たちです。

こういう人たちは或る程度の被害妄想を持っている事が多いです。

例えば、赤面症がメインの症状の男性が来られたとしましょう。

「会社で毎日3回も4回も赤面をしています。赤面をする度に上司や同僚や部下が大笑いをするのです。そして、私の会社は来客の多い会社ですが、上司や同僚や部下はお客さんと応接室で私の赤面症を大笑いをしながら話しているのです。そして、自宅では、奥さんや子供と夜が明けるまで私の赤面の事を大笑いをしながら話しているんです。」

私が、「上司や同僚や部下は実際に声に出して大笑いをしているのですか?」と聞くと、

「みんな大人ですから、声に出して笑ったり顔に出して笑ったりはしませんが、絶対に心の中で大笑いをしているに違いないです。」

私が、「応接室や上司や同僚や部下の自宅であなたの赤面症を笑っている場面を実際に見たり、見ていなくても誰かが応接室や自宅であなたの赤面症を大笑いしていると伝えて来た、教えて来た人はいますか?」

「みんな隠して笑っているのですから、私は見た事も聞いた事もありませんがそうに違いないんです。私の赤面を大笑いしているのです。とても怖いです。」

主観中心の思考ですから、恐怖心がエネルギーになって主観が暴走している状態が妄想です。

そして、被害を受けていると感じている妄想が被害妄想です。

客観的な情報がしっかり取れる人は主観が暴走して妄想になり掛けても、

「客観的に見たら、そんな事はないだろう」

と主観の暴走にストップが掛けられますから妄想にはならないのです。

上記の例ですと、客観的に考えて、

お客さんと上司や同僚や部下が自分の赤面症の話をする事より商談に来ているのだから自分のうわさをしている可能性はとても低い。

人間なのだから夜が明けるまで寝ないで話をしていたら会社の上司や同僚や部下、その家族はまともに生きて行けない。

そもそも客観的に見て、自分の赤面症のうわさをされたら嫌だけれども怖い事は何もない。

等の客観的な情報がしっかりと得られれば、自分自身で自分自身の妄想にストップが掛けられます。


また、漢文で『杞憂(きゆう)』という話を学校で習っているのでしたらこれも妄想です。

杞憂(きゆう)

無用の心配、取り越し苦労をいう。中国、周の時代の杞の国(現河南(かなん/ホーナン)省開封(かいほう/カイフォン)のあたり)に、いまにも天が崩れ落ちて、身の置きどころがなくなると心配し、寝食を忘れて憂えた人があり、この人を心配して、天が落ちてくることなどはないと、いろいろ説明して、ようやく納得させた人がいた、と伝える『列子』「天瑞篇(てんずいへん)」の故事による。「杞人の憂」ともいう。[田所義行] 出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)


妄想や被害妄想で苦しんでいる人やご家族の方へ

被害妄想は何の知識も持っていなかったら、脳の病気、のように思えますし、今の医学(特に日本の医学)は何でも薬で押さえようとする傾向がありますから、「病気だ」と断言する医師もいるでしょう。

しかし、上記の赤面症の男性の話とか杞憂の話とか読まれて或る程度は分かって頂けたのではないかと思いますが、客観的な情報を得る能力が低いから自分自身の主観の暴走にストップを掛けられないという状態が妄想で、決して病気ではありません。

客観的な情報をしっかりと得られるようになり、客観的な情報中心で物事を考えたり感じたり出来るようになれば被害妄想(妄想)は治ります(なくなります)。


ぜひ、ご相談ください。

大丈夫です。


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