台湾へ。スタッフたちと本場の足ツボマッサージ(痛い!)やエステのお勉強。
空いた時間はガイドの案内でお茶の淹れ方の修行など。現地ツアーは必ず何か買わされるのだが、これをかわすのが修行の一環なのである。
とはいうものの、俺はうまくかわせずにウーロン茶を3袋購入。
夜はみんなでエビ釣り大会を催す。
台湾ではテナガエビの釣り堀がけっこう流行っているのだ。24時間営業の店もある。
手のひら位の大きさのピチピチしたエビを路上で焼いて食べ、台湾ビールをガブガブと胃に流し込む。どちらも甲乙つけがたい美味さだ。
翌日は本部町に住むM氏と鈍行列車でぶらり途中下車の旅に出ることになった。
鈍行列車とくれば、ウイスキーの小瓶が必要なので(必要なのか?)台北駅前のコンビニで鹿印ウイスキーを購入。
男ふたりではあるが、車窓にひろがる田舎の風景を眺めながらウイスキーをチビリとやる・・・。
なかなか乙ではないか。
だがしかし、バッカスの神はわれわれに微笑んではくれなかった。
電車は丸の内線みたいに満員で、あろうことか1時間以上もひたすら「地下」を走っているのだ。
田舎の風景や対面座席はどこにも、ない。
男ふたり、うなだれつつじっと耐える。
地下鉄で酒を飲むようになったら、人としておしまいである。(帰路、ペットボトルの水に酒を混ぜて呑んだから俺もM氏もおしまい)
ようやく外に出たとおもったら、こんどは雨だ。
しかたなく名も知らぬ駅のホームで鹿印ウイスキーをしみじみあおる。「このウイスキー、ホワイトホースに似てますね」
「馬印と鹿印だねぇ・・・」
・・・小1時間後・・・昼酒の悪酔いで、もうどうなってもいいや!と二人とも変なテンションになり、雨のなか中年男たちは山のなかへ。「かぶとむし」を採って喜ぶ。
まるであれだ、阿呆だ。
貴重な時間を無駄にしたようでもあるが、たまには馬鹿になるのもいい。
沖縄に帰ってくると、職場に写真が届いた。
エビ釣り大会のブービーに、強制的に変身写真館で撮影をさせたのだ。
罰ゲームのはずだったのだが、普段はひじょうにおとなしいスタッフNが高級クラブのホステスに化けていて一同驚く。
もともと長身で素材がいい子なのだが、「こないだまで10代」の娘がたったの2時間でこうも艶やかな女性に変身できるのか、とびっくりしたものよ。
だがこれでは罰ゲームにならない。
よって晒すことにする。
マッサージの仕事で前腕の筋肉が発達しているところにも注目されたい。(笑)

(追)男スタッフのほうはこんなんだった。
ぎゃははは!お願いだから野良猫みたいな眼でこっちをみないでくれ。