たとぅー

沖縄の仕事場の下にクラブができた。
親爺の集まる倶楽部ではなく、バニーちゃんがいるような高級クラブでもない。
夜になると、グワングワンと大音響が階下から聞こえてくる、法子ちゃんが頭をフリフリしちゃうような、そんな店だ。
だからその時分になるとうちのお仕事は強制的に終了である。

で、こないだは隣に刺青屋ができた。

TATTO屋とクラブに挟まれた我らがスクール。

癒されねぇ・・。

とはいえ、よしざるも若き日にクラブでいんちきタトゥー（今は禁止のネオタイプ）を入れたことがあるので文句はいえない。
何を思ってトカゲなんかをいれたのかは全く思い出せないが、たぶん爬虫類に凝っていたからなのだろう。
数ヶ月で消えるからダイジョブヨ、というバリ島のお兄ちゃんにだまされて、「蛾を狙うトカゲの図案」を左肩に入れてもらって悦にいっていたのですが。。

なにが数ヶ月だ、ばかやろう。
あれから20年もたつが、
冬になって肌が白くなるとトカゲの尻尾と蛾の部分がいまだに浮かび上がってくるのです。

それがまるで「枯葉とミミズ」みたいに見えるのですよ。

まぁ、馬鹿タトゥーには及ばんけれど、「右肩にミミズを描いているオヤジ」というのもじゅうぶん気味が悪くて鏡を見るたびに死にたくなるので、いまでも年中日焼けさせて目立たないようにしています。

ああ、沖縄にいてよかった。