熊澤良尊の将棋駒三昧

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4年前の嘘と隠蔽

2015-03-16 04:06:01 | 文章
3月16日(月)、天候不明。

昨夜、フト目を覚ますと番組は「BS朝日テレメンタリー」。
あの4年前の福島原発事故時の映像。
それを思い出しながら、書いています。

米国が事故直後、空中から放射線測定機AMSで測定したマップ情報が、官邸や文科省に届いていた事実。
例の事故直後の「alpus」でも、分かっていた飯館村に伸びた、高放射線マップ。
それを公表せず、直ちに村民の避難を呼び掛けをしなかった。

村民に避難を呼びかけたのは、事故後、ひと月後であったという事実。
その間、政府内で無視、隠蔽された問題。
オバマ大統領から、当時の菅総理に、直接専門家の派遣協力の電話に、これを断ったという。

当時の枝野官房長官はテレビで「直ちに人体への影響はありません」と繰り返した。
当時、これを聞いた小生は、「責任あるべき人が、そんな無責任なことを言って良いのか」と。
これは、怒りの心で聞いたので、今でも思い出す。

本人は否定しているが、パニックを恐れて無責任な嘘の発言だったと、周辺の関係者は断じている。

結果、7月まで居住していた若い親子。
あとから分かった事だが、部屋は高放射線で汚染されていた。
結果、娘の喉(甲状腺)には、2センチの膿胞が出来ているという。
親は自分を責め、怒りを政府にぶつけたいと嘆く。

嘘と隠蔽を重ねた当時の政府関係者。
菅首相は、取材にも未だ拒否。
取材に応じていないという。

そんな日本だったのか。
そんな映像が、次々と。

今、明らかになっている4年前の福島事故対応。
お粗末というより、嘘・隠蔽の数々は、犯罪にさえ思う。

そして今、安倍政府は事故の総括も無しに、原発再開と原発輸出にのめり込んでいます。
本当にこれで良いのか、です。
ドイツのメルケル首相を見習ってほしいもの。

ーーーー
将棋盤の脚。
およそ300年前のものと、150年前のもの。
こちらは延宝8年と。


これから、ひと眠りします。
では、また。
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