熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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25年前

2020-01-16 19:13:21 | 文章

1月16日(木)、曇り。
寒い一日でした。特に午後からは夕方にかけて急激に気温が低下。明日はまだ寒くなるという予報です。

明日は、1.17淡路神戸大地震が起こった日。そういえば、あれから25年。17日の朝のことは覚えています。
大阪で会社勤めだった私は、前日は定例会議の出張で、この日の朝は東京大井町のビジネスホテルの12階だったか11階だったかのベッドで目が覚めました。いつものようにテレビのスイッチを入れたすぐあとで、ホテルの屋台骨がピシッと鳴ったような。そんな感じでした。安普請のホテルだ。太陽が昇ってその日差しで外壁が膨張して音が鳴った。そんな気がしたのを覚えています。

しばらくして、テレビ画面は「琵琶湖沿いの名神高速道路が、自身で通行止めになった」と伝えました。そしてやがて、NHK京都放送局の天井が大きく揺れる様子。それを見て「京都、滋賀で大きな地震が起こった」と知りました。この時点では、神戸のことは、一言もありませんでした。あとから思えば、神戸の放送局は壊滅的になり、ニュースすら発信できない状況だったのでした。

兵庫県神戸市が震源地で、ビルや高速道路が壊滅的に倒れたのを知ったのは、それから2~3時間経った頃でした。会社に着いてテレビでを見ていると、次々と映像が変わり、神戸の変わり果てた様子に驚きました。
大阪本社には大きなコンピューターがあり、影響が気がかりということで、一緒に行った同僚一人は、すぐさま大阪に戻ることになりました。
それを見送った私は、残ったものの会議は、ほどほどで終了。やがて覚悟のうえで乗った新幹線は、一駅ごとの各駅停車。奈良の自宅に戻ったのは、深夜を回っていたように思います。

1.17では、神戸とその周りで、大勢の人が亡くなりました。親愛の家族や多くの友人が亡くなりました。地震の後の火災は、数日続きました。
明日は、あれから25年なんですね。

この時、私は30年余り勤めた会社を希望退職に応募していて、2か月後の3月末で、予定どおり退職。それ以来、駒づくりを生業として今に至っています。
あれからまもなく25年です。

 

 


 

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