熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

続・漆の話

2021-12-23 19:34:32 | 文章

12月23日(木)、晴れ。

暖かでした。
今日は、昨日と同じく「角行」と「飛車」の盛り上げ。
微妙な文字なので、結構、時間がかかりましたが、15枚ほど進みました。残るは「飛車」10枚と「金将」28枚、「王将、玉将」14枚。
この調子だと、あと5日ほどかかりそうです。

ところで「漆の話」は、先般の続き。
今日は、黒漆の話です。
黒漆は、精製した漆に鉄分を加えて黒く発色させたものですが、鉄分は鉄奬といって、昔、歯を黒く染めた「お歯黒」が使われます。
しかし、一口に黒漆といってもいろいろで、艶漆、艶なし漆、そして半艶漆といって中間的なモノもあり、それらは本来の漆に、油や薬剤などの混ぜ物が混入されているので、私は使わないことにしています。

混ぜ物がない漆は「呂色漆」といって、これが正真正銘本物のピュアーな漆であり、専ら私は、この「呂色漆」を使うことにしています。
「呂色漆」は、乾固した表面が蝋に似た鈍い照りになるところから、もともとは「蝋色」の「蝋色漆」であったものが、いつの間にか「呂色漆」と多く表現されるようになったように思います。
また、「呂色漆」は、油を混ぜていないところから「黒無油」とも呼ばれたりします。
ところで漆は、シンプルに黒100%で盛り上げることもありますが、時によって微妙な仕上がりを意図する場合には、漆本来の色合いを持つ「木地色漆」を混ぜ合わせて使うこともありますね。

本日は、この辺で失礼いたします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726