3月13日付けの毎日新聞奈良版のローカル記事。
ここに小生のことが採り上げられました。
奈良(郡山)には、20数年前までは住んでいました。
取材くださったのは泉鏡花文学賞受賞者で奈良にお住いの作家でもある寮美千子さん。
その記事をアップいたします。
ちょっと小さくて見にくいですが、ご笑覧いただければと思います。
3月15日(金)、晴。
昨日、3日ぶりにシャバへ戻ってきました。
留守中に、大阪府島本町から、メッセージが届きました。
内容は、水無瀬神宮の「水無瀬駒」について、啓蒙のための講演要請でした。
これに対しては、企画者に「喜んでさせていただきます」。
日にちなどはこれから決めるとのことで、「分かりました」と。
開催はもう少し後になると思います。
なんでも会場は、神宮客殿を予定して本物の「水無瀬駒」も披露されるとのことで、募集参加者数に限りがあるとのことですが、今度は希望者が殺到するのではないかと思っています。
因みに、前回は次のような内容で企画されたとのことです。
3月11日(月)、晴。
あれから13年。
今も日常が奪われ、戻れない福島があります。
にもかかわらず日本各地には、元凶の原発を動かせているところがある。
それをどう考えるかです。
今日の映像は「雛駒」。
ベースの盤は、江戸時代のモノ。大きさは縦が約18cm。古い雛盤の中では、やや大きいですが、実用には向きません。
蒔絵の家紋は丸に橘。
何処か大名家か御大臣の嫁入り道具だったのでしょう。材はどうやら榧ですが、駒は失われていたので、大きさを合わせて自作しました。
文字は私の肉筆、漆書き。
玉将の駒尻に、良尊花押。
3月10日(日)、晴。
朝から。明るい太陽。
今日は、温かくなりそう。
水無瀬神宮で、遺された「八十二才」の駒を見せられた時、いずれはこれに見習って、同じような駒を復元したいと思いました。
そのためには、どうするかです。
文字は写真に撮ればわかるのでしょうが、この分厚い駒の大きさを合わせるにはどうするのが良いかです。
とっさに、宮司さんに向かって「便箋を一枚もらえませんか」とお願いしました。
でも、その後はどうするかです。
駒は国宝級のモノだし、自分のモノではありません。傷つけてはなりません。
この後のことは、皆さんも考えてみてください。
一番良い方法、正解は後ほどに。
3月9日(土)、晴。
本日の映像は、盛り上げの手法で作った水無瀬駒のレプリカ。
水無瀬神宮に遺された水無瀬駒のレプリカは、昔ながらの肉筆での漆書きで作ることにすることにしていますが、これは、ある考えがあって、盛り上げで作った一組です。
3玉で作って、その1枚には「七十才」と書いているので、今から11年ほど前の作で、駒の文字は勿論、駒形や分厚い厚み(玉将で12ミリ強)なども、400年前の現物に倣って作っています。
念のため、駒一組の重量を計ってみると、3玉、余り歩2枚の合計43枚の重量は、およそ160グラムです。(現在の普通の駒なら115グラムくらいでしょうか)
ある考えとは、この駒は、黒漆ではなく木地呂漆を使って、やや透き通って、その中に、金箔を粉にして閉じ込めようと、そのように作りました。
このような作り方をするのは極めて稀で、これは私の遊び心であります。その様子は、現物をよく見ると気が付くと思うのですが、写真で分かるかどうかですので、実際には、4月の展示会でご覧いただきたいと思います。
(工房に来られた時も、お見せします)
なお、蒔絵の家紋が入った古い蒔絵箱(江戸時代の筥)は、これも遊び心ではあります。
3月8日(木)、雨がち。
今日も一日が過ぎようとしています。
仕事の合間に、隣町へ行ったり、お昼ご飯に行ったり。
昨日は、久方ぶりに取材を受けたりでした。
さて、今日のテーマはオームの法則。
式で表せれば、V(電圧)=IR(電流x抵抗)。
皆さん、思い出しましたか?
多分、小学5年生あたりで習ったと思います。
電気に関してはこれが基本なんですが、私は、工業高校3年生の時、電検3種を取得しました。
電検3種は、電気事業主任技術者検定試験(第3種)という国家試験なのですが、その知識は総て忘れてしまい、仕事で使ったことはありません。
しかし、オームの法則だけは今も覚えていて、時々、応用編を活用しています。
ところで今日は何を言いたいのかです。
自分自身、分からずに書いていますので、今日はこの辺で失礼することにします。
3月6日(水)、夜明け前。
曇りかな?
昨夜、連絡をいただきました。
3週間ほど前からコンタクトを取ろうとしていた寮さんからです。
中々連絡が取れなかったので、あきらめかけていたのですが、やっと連絡が取れました。
こちらへ来てくれるそうです。
「御主人とご一緒に、どうぞ」と言うことになりました。
お会いするのは、17~8年ぶりでしょうか。
3月5日(火)、雨。
このところ考えているのは、4月6・7日(土日)の展示会。何を展示しようかです。
これまでは頒布品中心でしたが、今回はこれまでと違って、普通の頒布品のみならず、とっておきの非売品の中から主なものを選んで展示しようかと。
つまりそれらは、これまで工房で非売品として展示していたり、訪問していただいた方でリクエストがあったり話題になったときにお見せしたりしていました。
例えば、20年ほど前に水無瀬神宮蔵の兼成さん「八十二才の駒」を模して、当時の手法で復元した書き駒とか、家康と秀頼に渡された象牙の中将棋駒の推定復元駒であったり。
これまでの展示会では出品していなかったのですが、今回はそれらをいくつかを選んで展示し、若し、希望者が居られたら、ご相談の上、適価で買っていただくのもよいかなと。
展示会の前に工房へ来られる方も居るので、そういう方にも、先にお見せしようと考えておりますので、声掛けください。
なお、それらは今の姿を映像にして、追々、アップしようと思います。
3月4日(月)、曇り。
昨日より、少しは暖か。
春と言っても、このところ寒の戻りでしょうか。
新聞記事の2次利用について。
このほど上梓した本「駒と歩む」で、数ページ、雑誌や新聞記事の2次利用をしました。
2次利用にあたっては当該出版元への認可申請と許可が必要ですが、その対応については各社それぞれです。
一般的に許可認定に当たっては、代金の支払いも必要で、概ね1ページあたり4000円から5000円の支払いが伴います。
例えば産経新聞の場合、3ページほどで支払額は13200円。
朝日新聞の場合は16500円でした。
いずれも、私がネタを提供したりした関連記事であります。
一方、日本経済新聞の場合も、普通ならばその程度かと思うのですが、2ページを申請したところ「無償で掲載を許可する」という嬉しい返事が返ってきました。
それはいずれも朝刊の最後にある文化欄の1ページで、これは「あなたの書いた記事そのものだから無償で許可します」というものでした。
なお日経新聞の文化欄は、同じ人が採り上げられるということはほとんど無いということでありましたが、私の二つの記事は平成5年と22年とであり、17年を隔てた掲載されたモノでありました。