栃木県内のとあるパン屋さんが自社製の
「パンの缶詰」を下取りするという。
かつて阪神淡路大震災のとき
食糧支援として贈ったパンが被災者の手に届く前に
痛んでしまった経験をもとに
三年間保存できるパンの缶詰を開発した。
そのアイデアがヒットして
全国100以上の自治体が防災用非常食として備蓄している。
それら賞味期限一年以内のものを下取りして
アジアやアフリカの飢餓地帯に寄贈するのである。
すばらしい発想と行動力ではないか!!
会社ぐるみ、社長ともども賞味期限の改ざんに
うつつをぬかしている時代に
ひさしぶりにうれしいニュースである。
他の食品業界がこれに見ならって立ち上がってくれたら
年間600万人といわれている餓死の現実へ
計り知れないほどの膨大な人道的支援となる。
給油も現時点では大切な支援かもしれないが
それ以上に偉大な支援と貢献があることに気づかされた。
「パンの缶詰」にエールを送ります。
木の葉散る人はどこかへ流れゆく やす