ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

トウモロコシの夏

2008-07-20 14:33:51 | 日記・エッセイ・コラム

けさ採ったばかりのトウモロコシを戴く。

皮を剥くとわっと青い季節の香りが押しよせてくる。
トウモロコシの畑でかくれんぼした少年の記憶が
鮮やかによみがえってくる。
 ああ、夏だなあ
二本つづけざまに齧り、これを本日の昼食とする。
さらに一本をロクサーヌに、
彼女は猫のくせしてトウモロコシが大好きなのだ。

県芸術祭詩部門の審査員に指名されて
昨日、その応募作品がどさっと手元に送られてきた。

十五年前は自分が応募する側であったことを考えると
たとえ一篇たりともおろそかにはできない。
あのとき入選したことがそれからの詩作に大きな励み
となっているのだから
審査員の好みや思考傾向で大切な作品が
うっかり見落とされることのないよう慎重に誠実に
眼を通していこうと考えている。

五名の審査員が其々自分の意見を持ち寄って
協議する場があるので、公平性を欠くことはないと思う。

責任の重い役割だが
自分にとっても良い修練になる。

   
休息のひとへ風遣る青芭蕉