誰も訪ねてくる予定のない日は
さぞかしゆっくり詩が書けるだろうとお思いでしょうが
かえって寂しさに時間を持て余し
うろうろと何も手に付かない。
わずらわしさもやはり、ほどほどに有るのが宜しい。
感性に必要なのは適度の刺激なのですから。
きょうは休館日、
友人たちはこの日は遠慮して訪ねてこない。
台所はできるだけ使わないよう、外に出かけます。
とは申しましても
じじとばばの半日ほどのお出かけなので
行先は半径50キロ以内。
新しい発見や出会いの感動はそう多くは期待できません。
それでもじじの方は未だに好奇心旺盛で
目新しい店を見つけるとすぐに入りたくなるのですが
「やめたほうがいいんじゃない」
内気で控えめなばばに袖を引っぱられ
そうしてやっぱりいつもの店でラーメンとなるのです。
・・・・・・・ばばは無難を望んでいます。
ぜいたくなことは言わない、
今日のじじは
穴子の入った天ぷら定食が食べたいのです。
菊を観ながら精進の菊なます