ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

袖の下

2012-03-03 17:32:34 | 日記・エッセイ・コラム

同人誌『馴鹿』の最新版が届けられる。
いつもそうだが、はじめに開くときの期待感と
僅かな高揚感がうれしい。
自分の作品がどのような装いで載せられているか
わくわくする。

投稿まではなんども推敲を重ねているので
一編を通してすっかり暗記していても
活字になったときの姿は
ひとしお可愛いものである。

詩人なんて輩はまことに単純で
自分の作品が褒められれば嬉しくなり
けなされたら腹立たしくなるものである。
その事実は幾つになっても変わりない。

詩誌『馴鹿』の中に
「シフォンケーキの詩」という作品が掲載されているが
その作者が今日
自ら焼いたというシフォンケーキを届けてくれた。
   ワイロ・・・・!?
ああ、次の合評会では彼の作品を
けなすことができなくなってしまったか。

      
 蒼々と暮れてゆくなり蔵の雪