いつの世も選挙戦が終わると
勝った方は〈 良識が勝った 〉 と歓喜し
負けた方は〈 良識が通じなかった 〉 と嘆く。
おい、おい、
良識を自分サイドのものだけにしないでくれ。
正義は人の数だけあって
フセインはジハードの旗を掲げ
ブッシュは聖戦の旗を掲げともに正義の戦をした。
ファシズムも極左も
自分の正義に凝り固まった思想。
なかなか容易には受け入れられてもらえない。
いわんや、首長選挙ともなると
町を二分してしまう訳で
一方を良識の集団、
かたやアンチ良識の集団として色分けするのは
たいへん尊大なことで危険である。
十人十色、百人百様、千差万別、多種多様、多士済々
いろんな考えや思いがあってこそ
切磋琢磨され互いに成長していくのだ。
春の夢そこはかとなく残りたる