やはり力のない弱い自治体が狙われる。
福島第一原発事故の
指定廃棄物最終処分場候補地として
矢板市が提示された。
場所は国有地であるが我が町とも隣接している。
寝耳に水の行政も
住民も断固拒否の姿勢を固めている。
矢板市は唯一大型企業であるシャープが
1500人の社員を解雇し近々撤退の様子。
市の税収は大きく減少し
更には市内にある関連会社もダメージを受け
市の財政は益々厳しくなってくる。
そういう現状を見越した上で今後
国は大きな飴玉をちらつかせながら
交渉してくるだろう。
何処かには造らなければならないが
一番の問題は安全性である。
しかし、
どれほど安全性を説いても
国民から信頼を失っている国や政府の言葉を
にわかに信じるのは難しい。
放射能汚染物を仮置き場のままで
野ざらしにはできない。
そのことも危険。
核の平和利用と口ぐせに嘯きながら
このような化け物に頼ってしまったことが
人類最大の過ち。
湧水を秋日こき混ぜ掬いけり