ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

狙い撃ち

2012-09-05 09:54:50 | 日記・エッセイ・コラム

やはり力のない弱い自治体が狙われる。

福島第一原発事故の
指定廃棄物最終処分場候補地として
矢板市が提示された。
場所は国有地であるが我が町とも隣接している。

寝耳に水の行政も
住民も断固拒否の姿勢を固めている。

矢板市は唯一大型企業であるシャープが
1500人の社員を解雇し近々撤退の様子。
市の税収は大きく減少し 
更には市内にある関連会社もダメージを受け
市の財政は益々厳しくなってくる。

そういう現状を見越した上で今後 
国は大きな飴玉をちらつかせながら
交渉してくるだろう。

何処かには造らなければならないが 
一番の問題は安全性である。
しかし、
どれほど安全性を説いても 
国民から信頼を失っている国や政府の言葉を
にわかに信じるのは難しい。

放射能汚染物を仮置き場のままで
野ざらしにはできない。
そのことも危険。

核の平和利用と口ぐせに嘯きながら
このような化け物に頼ってしまったことが
人類最大の過ち。

 湧水を秋日こき混ぜ掬いけり