冬の月光をあびて八溝山系が蒼くぬれている。
注文しておいたものが仕上がったので
烏山の和紙会館まで出掛ける。
途中いくつかの町を通るが
師走というのにどの街も閑散としていて
空っ風が吹きわたっている。
慢性的なこの不況は
政治のあり方だけに問題があるとは思えない。
もはや成熟社会の限界に立っているのではないだろうか。
帰りはクローバーステーキハウスで夕食をとる。
外観も店内もヨーロッパ調のステキな雰囲気があって
こんな鄙びたところによくぞ建てたものと感心させられる。
ビーフシチューを食べたが
肉を煮込み過ぎてしまって満点というわけにはいかない。
それにしても評判が高く
連日、繁盛しているようだ。
身近なひとの葬儀がつづく。
十二月に入ってすでに四件目である。
大きな葬儀もあった。
小さな葬儀もあった。
つくづく思うことはひっそりと密葬がいいなあ・・・・・
冬三日月の橋を渡れば和紙の里