行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

フランス、スイス、ドイツの旅6(ベルンの路面電車)

2014-06-12 20:00:16 | 旅行記
JTVに乗り、パリから3時間余りでジュネーブに着きます。
ジュネーブ駅中の法律上の国境を通り抜けると
ここはあこがれのスイスの地です。
しかし、ジュネーブには滞在予定はなく、
手配されていたバスに揺られ向かう先は
160km先の首都ベルンになります。
今日は、この日のスイスで写した乗り物のある景色を集めて見ました。


ジュネーブの駅前、
バスの中からの見たジュネーブの路面電車、
全面が広告に覆われ、
外からは窓がないように見えます。
また電車の手前の道路標識、
進入禁止は日本と同じですが、
信号は日本に比べて小さく目立ちません。


バスがベルンの街に入ると
ここにも赤い路面電車が走っていました。
路面電車にしては長い、4両編成です。


ベルンの旧市街地の歴史あるビルの中にも
縦横にたくさんの線路が見られます。
この路面電車トラムと呼ばれ、
ベルンの重要な公共交通機関となっているようです。


幸せそうな親子が線路を横切って行きました。
古い街並みにもトラムがよく似あっています。


そして、線路がないところでも架線があり、
そこにはトロリーバスが観光客の間を
ゆっくりと走っていました。


線路のある道を走っていますが
パンタグラフがありません。
これはバスのようです。
この街ではトロリーバスもバスも赤色で統一され、
2両以上が連結されています。


ベルンの旧市街を囲むように流れるアーレ川、
その橋の上を赤いトロリーバスが走っています。
新緑そして赤茶色の屋根瓦、赤色がよく映えます。


これも乗り物、
観光客が集まるアーレ川の橋の上を2頭の馬が
ゆっくりと歩いていました。
背中にはPOLICEの文字、腰には銃をさした女性が乗っています。


ベルンからこの日の宿泊地グリンデルヴァルトに向かう途中、
バスの車窓から写した電車です。
翌日乗るユングフラウ鉄道の一つ、
ベルナーオーバーラント鉄道の電車のようです。
鉄道撮影が趣味ではありませんが、
旅先ではなぜか電車を写して見たくなります。

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フランス、スイス、ドイツの旅5(リヨン駅)

2014-06-11 20:00:04 | 旅行記
旅の4日目、
今日は、フランスを後にしてスイスに入る予定、
まずパリリヨン駅からTGVに乗ります。


この鉄骨屋根の建物、
映画にもよく登場するリヨン駅です。
フランスが誇る超特急列車TGVの発着駅、
パリにある駅ですが、なぜかリヨン駅なのです。


この駅、日本の駅と違って、
駅構内には自由に出入りできます。
駅の入口に改札口はなく、
切符のチェックは電車に乗る前、
プラットホーム入口の小さな自動改札機に切符を通します。
さらにびっくりしたことに、
この赤い電車から自転車とともに降りてきた2人、
ホームから駅の構内を自転車ですいすいと走り抜けていきました。


TGVの発車までまだ時間が十分あり、
自由に外に出られるということもあり、
一旦入った駅の構内から外に出て見ました。
写真、リヨン駅の外観です。
駅の正面入口には「Gare de Lyon」と書かれています。


パリの主要駅であるリヨン駅ですが
駅前にはオフィスや商業ビルではなく、
同じような古い集合住宅が建ち並んでいます。
そして、通勤の足でしょうかオートバイが道路脇にたくさん並んでいます。
オートバイは電車に持ち込めないと思われます。


不法駐車と思われる自転車もところどころに見られます。


写真上、どこの国の子供も電車が好きなようです。
息子の小さい頃や孫を思い出しました。
青と白のツートン、
日本の新幹線と似た色ですがこれがTGVの車両、
赤文字で書かれているSNCFはフランス国鉄の意味です。


TGVの電光掲示板、
我々は9時11分発のジュネーブ行きに乗ります。
それにはLYRIAというブランド名がつけられています。
新幹線の「のぞみ」みたいものです。
よく見ると8時58分発の到着地にLyon(リヨン)の文字が見られます。
このリヨンはフランス南東部の都市のこと、
リヨン駅発でリヨン着のTGVがあることになります。
しかし、正確にはリヨン市にある駅の名は(リヨン)ペラーシュ、
リヨン駅とは呼びません。
パリにリヨン駅があり、リヨン市にはペラーシュ駅があるのです。

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フランス、スイス、ドイツの旅4(パリの街)

2014-06-10 20:00:07 | 旅行記
旅行は3日目、
あいにく、天気は昨日に続き小雨模様、空は鉛色です。
今日の予定はパリ市内と近郊のヴェルサイユ宮殿の観光です。
まずはルーブル美術館へ、
渋滞するパリの街を通り抜けなんとか開館前に到着、
しかし、この日は美術館職員のストライキのようで、
開館時間になっても一向に入場が始まりません。
入口や駐車場は人であふれ、長蛇の列です。
ガイドによると多分10時過ぎまでは開かないだろうということで、
急遽、市内観光を優先することになりました。
再びバスの中、渋滞する市内に向かいます。


バスの中から、小雨模様のパリの街、建物を写して見ました。
パリの並木樹は手前がプラタナス、
奥にマロニエと植えられていることが多いそうです。
しかし、マロニエの花は終わっていました。


絵や映像でよく見る道路上のテラス、
朝早いせいか、雨のせいか、まだ誰もお茶をしていません。


凱旋門近くに来ました。
車は門をくぐらず、門の周囲をぐるりとまわります。


バスを降り、凱旋門前での写真タイム、
観光客がたくさんいます。
なぜか東洋人が多いように思います。
なんの目的か、一人金色をまとった人種がいます。


続いてエフェル塔へ、
造られた時代によるのでしょうか、
東京タワーに比べ細い鉄材が
たくさん使われています。
そして周囲にビルが写らないところが違います。


開館したという連絡を受け、再びルーブル美術館へ。
入館したときにはもう11時半を過ぎていました。
この後の予定があり、大急ぎでの見学を告げられます。
年間1000万以上の入場者があるというルーブル美術館、
どこも人があふれています。
しかし、本物のミロのビーナスが目の前に見られました。


ここには3万5000点もの美術品が展示されているそうです。
一度人が多くない時にゆっくりと観賞してみたいものです。
日本の美術館と違って、
ストロボを使わなければ写真OKとありがたいのですが、
どうしても人の後頭部がたくさん写ってしまいます。
もっとも、絵を写真に撮っても仕方ないのですが。


続いて、20kmほどバスに揺られ、ヴェルサイユ宮殿へ、
そこの近くで遅い昼食、エスカルゴでした。
ルイ14世、マリー・アントワネットが贅沢を尽くした宮殿は
びっくりする広さそしてお宝の山、圧倒されます。
写真は17世紀末に建造された「鏡の回廊」、
ルイ16世とマリー・アントワネットの婚礼が行われ、
第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約もこの間で結ばれています。


庭園側から写した宮殿。


建造物も広大ですが、
それ以上にびっくりしたのが宮殿裏側に広がる庭園、
100万㎡の面積、
最短距離を歩いても一周5kmになるそうです。


パリ観光の閉めはセーヌ河クルーズ、
しかし、雨が強く降り出してきました。
透明プラスチックフードで覆われた船からでは
景色もよく見とおせません。
写真もはっきり写りません。


セーヌ河から見るルーブル美術館です。
すれ違うクルーズ船はオープンデッキ、
雨に多少濡れてもあちらの船の方がよかったと
思いながらシャツターを押しました。


ノートルダム寺院には行けませんでしたので、
船上からノートルダム寺院です。
しかし、雨のため色がまったく出ず、白黒写真のようです。

パリ観光の忙しく充実した一日となりましたが
天気が残念でした。






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フランス、スイス、ドイツの旅3(モンサンミッシェル2)

2014-06-09 20:00:17 | 旅行記
昨日に続きモンサンミッシェルです。
内部編になります。


この日の昼食は駐車場のそばの店でオムレツでした。
モンサンミッシェルの名物の一つがオムレツ料理、
そのオムレツ、島の入口を入ってすぐ、
プーラールおばさんのこの店が始まりだそうです。
巡礼者の疲れを癒すため、
バターたっぷりのふわふわのオムレツを考案したそうです。


プーラールおばさんの店を過ぎると
お土産屋が並ぶ坂道に入ります。
道幅はとても狭く、雰囲気から京都清水の三年坂を思い出します。


お土産屋の軒が終わるあたり、
左側の階段を5,6段上ると周辺住民がミサに訪れるサンピエール教会の入口です。
この教会、洞窟内に造られているそうです。
写真は教会の内部、洒落た酒場のようにも見えますが教会です。
祭壇に向かい座っている二人の上のステンドグラス、
聖ミカエルが描かれています。


そのステンドグラスです。


サンピエール教会を過ぎ、左に折れると大階段、
その右手は修道院付属教会の建物です。


付属教会の内部、
この付属教会、海抜80mの岩山に長さ80mの土台が作られ、
その上に建てられています。
西暦1000年から1010年の間の完成、
使われている花崗岩は近くの島から採石されたそうです。


付属教会の天井が高いのにびっくりです。
年月を経た花崗岩の柱がとても美しく思えます。


同じく付属教会の入口側の天井です。
同じ建物ですが天井のつくりが違います。
再建したため建築様式が異なるのだそうです。


西のテラスにでると空は真っ青です。
その青い空の下に塔がそびえています。
鐘楼とネオゴシック様式の尖塔です。
尖塔の上の像は銅製金メッキの聖ミカエル像です。
このテラスからの見晴らしが素晴らしく、
周囲の海を一望できます。


回廊と屋上中庭、
回廊は他の建物につながる通路の役目をはたしており、
庭を囲んで四方に通路があります。
庭には芝に紅い花、
僧たちの憩いと瞑想の場でもあったようで、
モンサンミッシェルでは貴重な緑です。


細かな模様が美しいステンドグラスです。


このモンサンミッシェル、
11~12世紀の英仏戦争のときは城塞として、
フランス革命後は監獄として使用された歴史があります。
この車輪、監獄時代に外からの荷物を引き上げるために使わていました。
6人の囚人が踏んで車輪を回すことにより、
2tもの荷物を引き上げていたそうです。


最後に騎士の間、回廊の真下にあり、
回廊を支えるために部屋には何本もの太い柱があります。
僧たちが写本などを行った仕事、勉強のための部屋です。





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フランス、スイス、ドイツの旅2(モンサンミッシェル1)

2014-06-08 20:00:14 | 旅行記
モンサンミッシェルはフランス西海岸、
サン・マロ湾の上に浮かぶ小島とそこに建てられた修道院の名前です。
モンはフランス語で山、ミッシェルはミカエルのフランス読み、
旧約聖書にその名が記されている大天使ミカエルのお告げにより建立されたのが
その始まりであり、訳すると「聖ミカエルの山」ということになります。
海の中の小島に浮かぶ建物の美しさもあり、毎年300万人もの観光客が訪れ、
世界遺産にも指定されている大人気の観光スポットになっています。


パリから4時間は走ったでしょうか、
モンサンミッシェルに近づいてきました。
ラッキーにもパリとは違い、ここは天気がよいようです。
そして、バスの窓から一目でモンサンミッシェルとわかる
その特徴的な姿が麦畑の向こうに見えてきました。


さらに近づいてきました。
手前の草原ではたくさんの羊が草を食べています。
塩気を含んだここの草を食べる羊の肉は独特の風味で珍重され、
ここの名物の一つになっているそうです。


空はすっかり青空、絶好の観光日和です。
写真はバスを下りて、島に近づきながらのモンサンミッシェルの姿、
残念ながら手前のアプローチ道路が工事中、
クレーン車の腕など工事中のものが写りこんでしまいました。
そして、建物の正面部分も修復中、
足場が美しさを阻害しています。


建物の上方部分だけを撮ってみました。
しかし、モンサンミッシェルの全貌がわかりません。


モンサンミッシェル西のテラスから眺めです。
たくさんの人が道路を歩いています。
そして、道路のすぐ横に橋が建設中であることがわかります。
もともとは満潮時には海に浮かぶ小島となり、
その景観が美しかったモンサンミッシェルですが
陸とをつなぐ道路を造ったため潮の流れが変わり、
その景観が見られなくなりました。
そこで、道路を壊し、橋で結ぶことにより
昔の姿を取り戻そうという工事が行われています。
橋の完成は2015年になるそうです。


以前は島の近くに駐車場もあり、
車で島近くまで入れたそうですが、
今は遠く離れた駐車場からこの電気シャトルバスで島の入口まで運ばれ、
そこから400mほど歩いてモンサンミッシェルを観光することになります。






駐車場付近にはたくさんの店が軒を並べています。
そしてこんなカラフルでフランスらしい
牛や羊が店前に並べられていました




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フランス、スイス、ドイツの旅1(パリ到着)

2014-06-07 20:00:08 | 旅行記
5月26日から6月2日、
フランス、スイス、ドイツ観光の旅に行ってきました。
なにせ8日間で3ヶ国、
それぞれのいいとこ取りの忙しい旅になりましたが
何回かに分け、写真をもとに振り返りって見ることにします。


成田を5月26日の14時離陸、
パリまでは12時間半の行程です。
7時間の時差があり、
シャルル・ド・ゴール空港に到着したときの現地時間はまだ19時半です。
バスで空港近くのホテルへ、
ホテル到着は20時半を過ぎていましたが
空はまだ青空、日の長さにびっくりです。


到着後のホテルのロビーにて、
添乗員付きのパック旅行、
チェックインの手続きも全部お任せで気が楽です。


案内された部屋のドアーから写すホテルの廊下、
フロントカウンターもそうでしたが
余計なものがなく、とてもシンブルです。
廊下の赤色が素敵です。


翌日はフランス西海岸に浮かぶ小島の修道院、モンサンミッシェルの観光です。
小雨降る空模様の中、パリから360kmの道のりをバスに揺られます。
道程のほとんどは牧草や麦畑などの草原、
日本と違って、山もなく、ほとんどが平地です。
日本では珍しい白い牛が時おり車窓に見えてきます。
馬や羊も時々見られます。


時おり通過する集落は
ヨーロッパに来たことを感じさせます。


年配の人か多い一団、トイレ休憩はかかせません。
日本のような大きなドライブインはなく、
多くはガソリンスタンドに併設された売店のような施設になります。
そこの小さなトイレに何人もが並び、
しかも有料、用を足すのもたいへんです。 


ガソリンスタンドは全てセルフ、
どこにも店員の姿が見られません。
フランスらしくスタンドのそばに紅いバラが咲き、
その向こうにフランス車がとまっています。


これもトイレ休憩時の1枚、
原子力発電を推進するフランスですが
風力発電も進めているようです。


モンサンミッシェル近くの草原に
日本では見たことのないような面白い形をした花を見つけました。
ナデシコ科のマンテマの一種のようです。
話は変わりますが、
バスでの移動中、草原に赤、白、黄そして青、
色とりどりの野花がたくさん咲いている景色がとても目に残りました。
中でも真っ赤なヒナゲシ、白いマーガレット(実際はフランスギク)が
草原や畑の端に群生しているのは見事です。
後で知ったことですが、フランス国旗のトリクロール、
赤はヒナゲシ、白はマーガレット、青はヤグルマギクの花色で
表現されるそうです。
これらの花、フランスでは代表的な野花のようです。

(続く、次回はモンサンミッシェル)
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