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キク科アキノノゲシ属の一年草.
東南アジア原産で古くから日本に渡来している.
日当たりのよい荒れ地や野原などに生え,背丈が1~2mになる.
花は8~12月,秋に咲き,淡い黄色の舌状花である.
春に咲くノゲシに花が似ており,
秋に咲くところからアキノノゲシと名付けられた.
ノゲシのようにとげがなく,毒々しさも感じない.
花色もノゲシに比べかなり淡く,上品さを感じさせる.
蕾と全体の風情もやさしさがあり好ましい.
少し大きくなり過ぎるのが難であるが,
そこを改良すれば園芸用としても鑑賞に十分耐える.
花の大きさは2~3cmぐらいである.
写真は9月2日,多摩市の河原での撮影.
秋に立つ野罌粟の花の優しきや