フジバカマ(藤袴)
公園の道端で見慣れない花を見つけた.
野花のような風情である.
母が「名は出てこないけど,これ秋の七草の一つよ」という.
空がにわかに暗くなり,帰路をいそいでいたが,
そうなのかと思いながら,写真を一枚撮る.
秋の七草を調べてみると,萩,尾花(薄),
葛,撫子,女郎花,藤袴,桔梗である.
母のいうことが事実とすれば,
消去法から考えるとこれは藤袴である.
本などで確認,これはやはり藤袴のようである.
フジバカマはキク科ヒヨドリバナ属の多年草.
秋の七草に数えられているように万葉の時代から愛されていた花である.
源氏物語にも登場する花であり,名前は聞いたことはある.
しかし,どこかで目にしてはいるのだろうが,
藤袴と認識して見たことはない.
河原などの日当たり草地に生え,茎頂に紫紅色の小さな花をつける.
花が藤色,花弁の形が袴に似ているので,藤袴と名付けられたとある.
三つに裂けたように見える葉が特徴であり,
自生しているものは少なくなっており,
環境省による絶滅危惧Ⅱ類に指定されている.
乾燥させた葉,茎は桜餅のような香りがあり,
平安時代には女性が髪を洗うときの香として,また芳香剤,
茶などして利用された.
平安のにおいのしたり藤袴
公園の道端で見慣れない花を見つけた.
野花のような風情である.
母が「名は出てこないけど,これ秋の七草の一つよ」という.
空がにわかに暗くなり,帰路をいそいでいたが,
そうなのかと思いながら,写真を一枚撮る.
秋の七草を調べてみると,萩,尾花(薄),
葛,撫子,女郎花,藤袴,桔梗である.
母のいうことが事実とすれば,
消去法から考えるとこれは藤袴である.
本などで確認,これはやはり藤袴のようである.
フジバカマはキク科ヒヨドリバナ属の多年草.
秋の七草に数えられているように万葉の時代から愛されていた花である.
源氏物語にも登場する花であり,名前は聞いたことはある.
しかし,どこかで目にしてはいるのだろうが,
藤袴と認識して見たことはない.
河原などの日当たり草地に生え,茎頂に紫紅色の小さな花をつける.
花が藤色,花弁の形が袴に似ているので,藤袴と名付けられたとある.
三つに裂けたように見える葉が特徴であり,
自生しているものは少なくなっており,
環境省による絶滅危惧Ⅱ類に指定されている.
乾燥させた葉,茎は桜餅のような香りがあり,
平安時代には女性が髪を洗うときの香として,また芳香剤,
茶などして利用された.
平安のにおいのしたり藤袴