行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

豹紋(ヒョウモン)蝶2種とアカタテハ

2008-10-15 21:34:09 | Weblog
ツマグロヒョウモン♂

 ミドリヒョウモン♀

 アカタテハ

オオムラサキなどと同じタテハ蝶の仲間で,
趐が豹柄模様に見えるので,豹紋(ヒョウモン)蝶である.
ヒョウモン蝶の種類はたくさんあるが,
写真は,この秋,身近に現われた蝶,よく見られる種類である.

写真(上)はツマグロヒョウモンのオス,オレンジ色のコスモスにいた.
ツマグロヒョウモンはもともと南方系の蝶,温暖化の影響があるのか,
現在では本州以南の日本各地の野原,公園などに認められる.
4月ごろから発生し,年4~5回も発生する.
その点は珍しい存在といえる.
特に秋になると多く見かける.
後趐の縁が黒いのでツマグロである.
メスは前趐の半分近くが黒と白の模様であり,
オスとメスではだいぶ色模様が違う.

写真中はミドリヒョウモンのメスで暗色型といわれるもの.
ノニラの花にとまっていた.
趐の付け根の裏側部分が緑色を帯びているのでミドリヒョウモン.
趐の表側は他のヒョウモン蝶と同じく,オレンジの地に黒班が並ぶ.
メスの一部に趐色が全体に黒っぽい黄緑色になるものがいる.
写真はまさしくそれである.
7月ごろから見られる.写真の個体は趐が傷んでおり,
長らく生きてきたことが想像される.

写真下はヒョウモン蝶ではないが,同じくタテハ蝶の仲間の
アカタテハ,マリーゴールドの花にとまっていた.
これもよく見る蝶であり,花だけではなく,
樹液,腐食物などにもよくとまっている.
成蝶で越冬するようであり,春先にすでに趐の傷んでいるものがいる.

 石に影小さく大きく秋の蝶   
 秋の蝶影を残してふわりふわ
コメント
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